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初診料?再診料?診察代が変わる理由を元医療事務がやさしく解説

病院に行ったとき、「あれ?前回より診察代が高くなってる?」と気づかれた患者さん・ご家族の方はいませんか?

私は元医療事務として、患者さんから「同じ病院・同じ病気で受診しているのに、なんで料金が違うんですか?」というご質問をよくいただいてきました。

その理由はほとんどの場合、初診料と再診料の違いにあります。

  • 初診料:初めての受診、または久しぶりの受診のときに算定される診察代。
  • 再診料:継続して通院しているときに算定される診察代。

金額にすると、初診料のほうが再診料よりも高くなります。ただし、実際の金額は、診察の内容・お薬の処方の有無・病院ごとの加算によって変わります。

2026年の具体的な金額は、こちらの記事でくわしくまとめています。

→2026年の初診料と再診料はいくらになるか?結論まとめ

ただ、「初診料か、再診料か」をどう判定するのか、患者さん側からは分かりにくい部分でもあります。

  • 初診料と再診料の違い。
  • 初診料と再診料を決める3つの判断基準。
  • 状況別の早見表。
  • 私自身の皮膚科4年通院の実例。
  • よくある質問。

この記事では、これら初診料と再診料について、元医療事務の目線でやさしくお答えします。

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初診料と再診料の違いとは?

まずはじめに、初診料と再診料の違いについてです。

初診料とは、はじめて病院にかかったとき、久しぶりに受診したときにかかる診察代。

再診料とは、一度診察を受けたけど治らないとき、定期的に通院しているときにかかる診察代。

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  • 前回の受診から3か月以上の期間があいてるか。
  • 前回、処方された薬がなくなる頃の受診か。
  • 前回の病気や怪我が治っているかどうか。

久しぶりの受診や、一度診察している、定期的に通っている、という初診料と再診料にはある程度の基準があります。

初診か再診かを見分けるには、主に上の3点を確認します。以下で詳しく解説します。

※補足:厚生労働省は、「患者さんが自分で診察を中止して1か月以上経ったら、次回は初診料にしてもいいですよ。」としています。実際には「3か月」をひとつの目安としている病院が多く、状況によって変わります。詳しくは、後ほど「よくある質問」で具体例とともにご紹介します。

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【事例付】初診料と再診料を決める3つの基準。

久しぶりの受診とは「3か月以上」の期間が空いてること。

久しぶりに受診で初診料になるときは、前回の受診からどのくらい期間があいているか?を確認して、3か月以上を初診料の目安にしています。

たとえば、1月5日に頭痛で受診。4月25日に腹痛で受診。

↑こちらは前回から3か月以上あいているので、久しぶりの受診として、初診料になります。

「何か月空いたら初診料になるんだろう?」と思ったら、前回の受診がいつなのか、最後に病院へ行ったのは何月何日なのか、確認してみるといいです。3か月以上経ってたら、初診料になると思っておいた方がいいでしょう。

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定期的に通院しているとは、薬がなくなる頃の受診や検査予約などのこと。

お薬がなくなる頃や経過観察、定期検査など、定期的に通院している場合は、再診料になります。

たとえば、処方されたお薬がなくなる頃の受診例。2月1日に受診して90日分の薬を処方された。次回5月1日の診察は、再診料。「薬がなくなってから、受診日を決めた。」として、受診が2~3日くらい過ぎても再診料になることがあります。

ゴールデンウィーク明けや年末年始など、連休を挟んだ場合は、特例で100日分など処方されて、3か月以上過ぎても再診料になります。

90日分や100日分などの薬が処方されるような病気の場合、大抵は次回受診日の予約があるので、ほぼ再診料でしょう。

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また、3か月ごとや6か月ごとの定期検査も再診料で計算します。半年も期間が空いていれば、3か月以上に該当しますが、再診料です。

がん患者さんなどは、症状が安定してくると、自宅療養に切り替わっていきます。ですが、再発する可能性もありますし、最近の体調を把握をする上でも、定期的に診察や検査をします。

お薬がなくなる時期も、定期的な検査や診察も、医師の指示なので、3か月以上空いていても再診料です。

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前回の病気や怪我が治癒していれば初診料。治らないときは再診料。

前回受診した病気や怪我が、治癒しているかどうかで、初診料か再診料が変わります。

たとえば、3月10日に風邪で病院にかかった(1回目)。つぎは3月26日に腹痛で受付(2回目)。腹痛の診断結果は、盲腸(虫垂炎)だった。

↑上記の場合は2回とも初診料です。風邪は大体1週間程度で治ったものとされます。

腹痛は盲腸が原因で風邪とは関係のない、新しい病気として初診になります。ですが、診察した医師が風邪からきた盲腸や関係がある病気といえば、再診になります。

なので、風邪が悪化して肺炎になった場合などは、医師が認めれば再診料です。

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また、同じ風邪でも1週間後に受診して、再診になることもあります。「熱は下がったけど、咳と鼻水が止まらない。」という場合は、1回で病気が治らないから受診しているので再診料です。

今回は風邪を例として、ご説明しましたが、他の病気も怪我も同じ考え方です。

前回の病気やケガが治っていれば、初診料。治らなくて受診すれば、再診料になります。

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【状況別】初診料?再診料?早見表。

ご自身のケースがどちらに当てはまるか、下の表をご覧ください。

状況判定
前回から3か月以内、同じ病気で継続通院再診料
前回から3か月以内、違う病気で受診初診料
前回から3か月以上空いて、同じ病気で受診初診料(再受診扱い)
定期通院中(薬切れ・検査予約など)再診料
前回の病気が一度治った後の新しい受診初診料
紹介状を持参して新しい病院を受診初診料

「3か月」はあくまで一般的な目安です。1か月以内でも初診料になるケースもありますので、詳しいケースは後ほどの「よくある質問」でご紹介します。

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【実例】皮膚科に4年通った私の領収証から見る初診料と再診料。

2023年3月14日再診料620円
2023年5月26日再診料580円前回から約2か月後
2023年9月5日再診料590円前回から約3か月後
2023年11月20日再診料610円前回から約2か月半後
2024年3月11日再診料620円前回から約4か月後
2024年7月16日再診料570円前回から約4か月後
2025年2月4日初診料1,100円前回から約6か月半後
2025年6月25日初診料1,090円前回から約4か月後
2025年9月3日再診料570円前回から約2か月後

※こちらに記載している金額は、当時実際に支払った金額です。2026年6月の診療報酬改定で、初診料・再診料ともに値上がりしています。2026年の具体的な金額は、こちらの記事でくわしくまとめています。

→2026年の初診料と再診料はいくらになるか?結論まとめ

正直、この初診料と再診料は、かなり曖昧なものだと感じています。

私は皮膚科に通院しています。軟膏を処方してもらって、なくなった頃に受診していました。

症状が落ち着いていたこともあり、薬を塗ったり塗らなかったりを繰り返し、それでも薬がなくなった頃に受診して再診料になっていました。

2025年2月4日、また薬がなくなったので受診したら、初診料へ。症状は変わらず、診察も「変わりませんね。落ち着いてますね。また薬出しておきますね。」で終了。なぜ初診料なのか聞いたら「先生の判断なので」という回答。

じゃあ4か月くらい空いても再診料ならと、2025年6月25日に受診したら、また初診料。どのくらいなら再診料になるのか聞いたら、「指示通り塗っていれば2か月くらいで薬がなくなるはず。」という回答。

同じ処方量で4か月あいても再診料だったのですが?どういうことか、わかりません。このときは2か月でなくなるのなら、と処方量を減らしてもらいました。

その後、9月3日に受診して、再診料でした。薬はまだあるけど、再診料のために受診に行きました。

少量の処方で2~3か月ごとに受診するのと、多めの処方で受診回数を減らすのと、どちらがいいか先生に聞いてみたら、「どっちでもいい」という回答。

このとき思いました。待合室が座る場所がないほど混んでいて、待ち時間もかなりかかるし、多めに処方してもらって1年に1~2回の受診にした方がいいかな、と。

料金的にも3か月に1回受診したとして、再診料570円×4回で2,280円。初診料1,090円×2回で2,180円。再診料で何回も通うより、初診料の方が安くて楽だという結論です。

同じ症状で通院していて、薬がなくなったから受診しても、医師の判断で初診料になることもあります。私は正直不服です。納得していませんが、「医療費が安くなる。受診回数を減らせる。待ち時間がなくなる。」と、前向きに考えることにしました。

この記事では初診料と再診料の判断基準を書きましたが、結局のところ、はっきりしたものはなく、事務や医師のさじ加減で初診・再診が決まります。

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初診か再診は事務か医師が決めています。

基本的には、来院履歴や病名、何日分のお薬か処方などを確認して、事務が判断しています。

毎回は医師に確認していません。「今回は初診」、「今日は再診」など、医師から指示があった場合だけ、医師の判断を元にお会計をします。

「肺炎。風邪悪化。」などと、前回受診の病気や怪我との関連性が、カルテに書かれている場合は医師に聞きません。

カルテをみてもわからない。初診料か再診料か、どうしても判断できないときは、事務から医師に確認することもあります。

  • 「風邪で受診したけど、一度治ってから肺炎になった。」
  • 「1回目の腹痛は食中毒で受診して、2回目の腹痛は盲腸だった。」

症状が似ていても違う病気が多数あるので、関連性がわからないときは、医師に確認しています。

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「なぜ初診料になったのかわからない。」という場合は、お会計のときに事務に聞いてください。

「3か月以上の期間が空いているから」や「前回の病気が治癒されていますので」など、初診料になった理由を教えてくれます。

「半年に一度の定期検査で、予約してきているのに初診料?いつも6か月空いても再診料なんだけど。」などという場合も質問して大丈夫です。正直、私はこのご質問を受けて、初診料→再診料に変更したことがあります。

事務の間違えることがあります。初診料から再診料へ変更で返金など、二度手間にならずに済みますので、疑問に思ったらお尋ねください。

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よくある質問。

患者さん・ご家族の方からよくいただくご質問にお答えします。

月初に風邪で受診して、月末にまた風邪で受診したら?
最初の風邪が治った後の新しい受診であれば、1か月以内でも初診料になることがあります。前回の風邪と今回の風邪は別の病気として扱われるためです。

私が医療事務として勤務していたときも、月初の風邪で診療を終了し、月末に新たな風邪症状で来院された患者さんは、初診料にしていました。
月初に風邪で受診して、2週間後に骨折で受診したら?
違う病気・怪我での受診は、期間に関係なく初診料になります。風邪と骨折はまったく別の病気のため、骨折は新しい受診として初診料になります。
同じ病院・同じ症状でも、3か月以上空くと初診料になりますか?
3か月以上の空白があると、前回の病気は基本的に「治癒した」と判断されるため、初診料が算定されることが多いです。

ただし、定期通院が必要な病気(高血圧・糖尿病など慢性疾患)で、医師から「次は3か月後に来てください」と指示があった場合は、再診料で算定されます。
健康診断で異常が出て同じ病院を受診したら?
健康診断の結果を受けて症状の検査や治療のために受診される場合は、新しい医学的なご相談として初診料になることが多いです。

健康診断そのものは保険診療ではないため、健診とその後の保険診療は別のものとして扱われます。
紹介状を持っていく場合は?
別の病院からの紹介状を持って受診される場合は、新しい病院での初回の受診となるため初診料が算定されます。

なお、紹介状(診療情報提供書)を持参すると、200床以上の大きな病院で発生する「特別の料金(選定療養費)」が免除されます。

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まとめ:初診料か再診料かを見分けるポイント。

初診料と再診料の違いを、ポイントで整理します。

  • 金額の違い:初診料のほうが再診料より高く設定されています。(2026年の具体的な金額は、別の記事でまとめています。)
  • 基本的な判定基準は3つ:①前回からの期間/②定期通院かどうか/③前回の病気が治癒しているか。
  • 「3か月」は実務上の目安:厚生労働省の公式ルールでは「1か月以上」が初診扱いの境界。
  • 違う病気の受診は、期間に関係なく初診扱い
  • 判定は事務職員や医師が判断する:迷ったら会計の際にご質問ください。

「いつもより診察代が高い気がする」と感じられたら、初診料が算定されていないかを領収証で確認してみてください。納得のいかない場合は、病院の受付や医事課に「なぜ初診料になったのですか?」と尋ねれば、丁寧に説明してくれます。

2026年の初診料と再診料について、具体的な金額は、こちらの記事でくわしくまとめています。

→2026年の初診料と再診料はいくらになるか?結論まとめ

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