夜間・休日の救急外来は、保険証がなくても受付可能です。
医療費を3割負担にするため、時間外診療であっても保険証は必要になります。なので患者さんの保険証があるのなら、救急外来でも持っていきましょう。
ですが、保険証は後からでも登録したり3割負担にできるので大丈夫です。
急病や緊急時には「患者さんの体」や「命」を優先させましょう。具合が悪くて探せる状態じゃない。痛くてどうしようもないときは、保険証を持っていなくても受付して診察してくれます。
保険証なしで受付した場合、10割負担での請求書になります。
しかし、保険証を持参すれば3割負担など、患者さんの負担割合に計算し直してくれますので、後日、保険証を持参しましょう。
この記事では、緊急時の時間外受付(夜間・休日の救急外来)は、健康保険証を持っていなくても、受付・診察できることを解説しています。
保険証なしで受診したときは、後日保険証を提示すれば、医療費の7割分を返金してもらえるので、ご安心ください。
「苦しい」「辛い」「痛い」など、緊急時は保険証なしでも受付・診察できます。
- 39度の発熱で具合悪いとき。
- お腹が痛くて耐えられないとき。
- 意識がもうろうとしているとき。
など、緊急事態のとき、夜間救急窓口では、保険証を持っていなくても、受付して診察できます。
まずは、命優先なので、体調が悪いときは、無理して保険証を探さなくても大丈夫です。保険証は後でもいいので、とりあえず診察してもらいましょう。検査や治療をして、元気になることが先です。
転んで手足を擦りむいて痛いとき、
階段から落ちて足を骨折して痛いとき、
ゲーゲーと吐いていて苦しいとき、
そんな状態で「保険証を持ってきてください。保険証がなければ受付できません。」なんて言いません。
診察してもらって、病気や怪我が落ち着いてから、保険証を病院に持っていけばいいです。
事務手続きは翌日でも間に合います。しかし、命は、病気や怪我によっては、1分1秒も貴重になり、我慢していたために、取返しがつかなくなるようなことがあれば手遅れです。
「苦しい」、「辛い」、「痛い」など緊急時は、保険証がなくても我慢しないで、早めに救急外来を受診してください。
時間外受付でも保険証を提示しておけば3割負担で医療費計算してもらえます。
夜間救急の受付時に保険証を提示していなければ、医療費は10割負担で計算されます。
患者さんが加入している健康保険や負担割合がわからないので、全額自費になるのです。
69歳以下の一般の方は大抵の患者さんが3割負担ですが、特定疾患や障害の証書をお持ちの方もいます。
高齢者は1割負担か2割負担の患者さん、さらに所得が多かったら3割負担の患者さんの可能性もあります。
子供でも乳幼児の証書を持っていなかったり、遠方から旅行中かもしれない。
正しい健康保険の情報がわからなければ、年齢や住所だけでお会計を計算することはできないのです。
ですが、後日でも、保険証を病院に持っていけば、3割負担など患者さんの負担割合にしてくれます。なので、救急外来を受診した翌日でもいいので、必ず保険証を病院に持っていきましょう。
夜間救急は保険証がなくても受付できます。辛いときは病院に行ってください。
夜間・休日など時間外診療で病院を受診したら、お会計は事務職員が不在のため、後日、精算することになります。
「病院に行くつもりなんてなかったから、手持ちのお金がない。」
「体調がよくなくて、財布のお金を確認したり、お金の用意をできなかった。」
という患者さんは、救急外来にはよくいます。時間外に病院に行くなんて、急なことですから仕方ないです。
また、当日中にお会計を計算できないので、「預り金」をお願いしている病院もあります。
預かり金は、5,000円や10,000円など、病院代をお支払いの代わりにお預かりするお金です。病院代のお会計ができたら、この預かり金からお支払いされます。
そして、預かり金が病院代よりも多ければ返金されて、預かり金が病院代よりも少なければ追加でお支払いいただいています。
5,000円もちょっとキツイようでしたら、1,000円や2,000円でも構いません。無理のない範囲で、少しでも病院にお預けお願いします。
病院は持ち合わせのお金がなくても、受付できますし、診察します。なので、お金がないからという理由で我慢しないで、「苦しい」「辛い」「痛い」というときは、夜間救急を受診ください。
夜間救急など時間外診療のお会計は、後日精算になることは、こちらの記事にも書いています。ご参照ください。
→病院に夜間・救急外来を受診したときの会計は後日お支払いです。はこちら
「預り金」については、こちらの記事で詳しくご説明しています。合わせてご覧ください。
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