「子供の健康保険はいくら負担されているのかな?」、「乳初や乳課、1割や0円がよくわからない。」という方へお教えします。
健康保険の負担割合は小学校入学前の子供だったら「2割負担」。乳幼児医療助成で1割負担や医療費0円になります。
年齢や自己負担金など、子供の病院代をまとめました。
子供の健康保険は2割負担。対象年齢は6歳以下の小学校入学前まで。
子供は健康保険8割と自己負担2割という割合になっています。
病院を受診したときに1,000円かかったら200円のお支払いすることになります。
健康保険の負担割合は年齢で決まっていて、子供の場合は「6歳以下」です。「6歳は小学校に入学する年の3月まで」2割負担で医療費が計算されます。
4月に誕生日がきて6歳になっても、早生まれで翌年2月に6歳になっても、2割負担の期限は3月31日までです。4月と翌年3月だと2割で病院にかかれる期間が1年も違うんですね。6歳が始まったばかりだとしても、3月末までで終了になります。
乳幼児医療の助成制度で1割負担か0円に減額。乳課で無料の市町村もあり
0歳~3歳 | 3歳~6歳 | |
一般・課税世帯 | 初診時580円 | 1割負担 |
非課税世帯 | 初診時580円 | 初診時580円 |
所得が多い世帯 | 2割負担 | 2割負担 |
健康保険の負担割合は8割が保険請求され、残り2割分が患者さんのお支払いになります。ですが、大体の場合は「乳幼児医療の受給者証」が発行されます。
子供の医療費を助成する制度で、1割か0円の2通りです。
0歳~3歳までが初診のときに580円だけ負担して、再診のときはいくらでも検査や治療など何をしても0円という「乳初」。課税一般世帯や非課税世帯に関係なく、3歳までは全員「乳初」です。
次に市町村住民税を支払っている一般世帯だと毎回1割負担になる「乳課」になります。市町村住民税が非課税世帯は、3歳以降も「乳初」のままです。
乳初は初診時一部負担金のみの「初」、乳課は課税世帯の「課」が使われています。なので、4歳~6歳までは子供の受給者証を確認しただけで、所得が多いか少ないかは大体想像ができます。
また、市町村によっては乳初・乳課の区別がなく、子供の医療費は無料にしている場所もあります。病院窓口での支払いがないので、幼稚園を卒業するまでは、居住地域を選ぶ条件にしている方もいます。市町村の経済状況で変わりますので、詳細は市役所や町役場に確認してください。
乳初は初診時一部負担金の580円だけで、再診時の医療費はなし。乳課は医療費点数の1割負担。居住地により子供医療費は0円。となります。
所得が多い世帯は2割負担。子供医療証を発行されない。
所得が高い家庭は乳幼児医療の助成制度はありません。子供の受給者証がないので、6歳の小学校に上がるまでは、2割負担です。
「収入があって裕福だから、医療費の補助金は出さない。」ということです。
医療事務で働いていた頃に患者さんもいましたし、同僚にも乳幼児の受給者証がない方がいました。
ですが、人数にして1か月にひとり、ふたりで非常に少ない事例です。
また、私は専門学校でも習った記憶がありません。授業でも教えないことなので、受付の事務員が知らないこともあります。
先輩からは「乳幼児の受給者証は当然のように子供全員が持ってるもの。出さなかったら確認する。自宅に忘れてるのかも。」と教えられることが多いです。
なので、受付のときに「1割か0円になる乳幼児の受給者証を出してください。」、「家にありませんか?」と聞かれます。発行されてないことを伝えて、「市役所、町役場に確認してもいい。」ということを言ってあげてください。
保険証や健康保険などについての記事は他にもあります。参考にご覧ください。
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