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救急外来(夜間診療)で医療費が時間外・休日・深夜料金になるもの。

急に体調が悪くなって病院に行きたい時や、高熱が出て夜中だけど受診したい時があります。受付時間外だし、医療費が少々割高になることは覚悟でも、どのくらい高くなるのか。何が深夜料金の対象なのか、知っておきたいですよね。

夜間料金の対象夜間料金の対象外
・初診料、再診料
・検査
・レントゲン画像
・処置
・手術
・麻酔
・投薬、処方
・注射、点滴
・輸血

夜間・救急外来に受診して病院代が高くなることは、「初診・再診の診察代」、「検査代」、「レントゲン代」、「処置代」、「手術代」、「麻酔代」の6項目です。

逆に休日や深夜などでも病院代の金額には関係のないことは、「お薬代」、「点滴注射」、「輸血代」の3項目です。病院内の薬局からお薬を受け取る場合は、日中に処方される場合と同じになります。高熱が出て点滴を打って帰る時も時間内の通常診療代と変わりないです。

時間外や休日、深夜と時間帯で料金が決められています。受付時間や手術などの開始時間が何時かで、いくらになるか変わります。切り替わるタイミングは別の記事で解説しています。

→「病院に夜間受診した時の料金はいくら?受付時間で決まる初診料・再診料。」はこちら

それでは今回は、夜間診療で救急外来を受診した時に、時間外の金額になる項目を1つずつご説明します。

この記事では、すべて3割負担で表示しています。表には10割負担と3割負担を書いています。

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初診料、再診料の診察代。受付時間で決まる夜間料金。

初診料/再診料時間外休日深夜
初診外来/入院2,910円(873円)850円(255円)2,500円(750円)4,800円(1,440円)
再診外来760円(228円)650円(195円)1,900円(570円)4,200円(1,260円)
再診入院0円0円0円0円

↑カッコ内が3割負担分です。※例:初診料、2,910円(873円)→2,910円が10割負担、873円が3割負担。

初診料は、876円。

再診料は、228円。(200床以上の大きな病院は、再診料が231円になります。)

この初診料、再診料を元に、時間外加算や休日加算、深夜加算をします。時間外、休日、深夜のどれになるのか?は、受付時間で決まります。

平日の午後7時(19時)に受付をしたら、時間外加算。

午後10時30分(22時30分)に受付をしたら、深夜加算。

日曜日の午前11時に受付をしたら、休日加算。

というイメージです。

新患や久しぶりの受診で、初診料の場合。午後7時の受付で、初診料873円+時間外加算255円=1,128円。

定期的に通院している病院、かかりつけ医の受診で、再診料の場合。午後10時30分の受付で、再診料228円+深夜加算1,260円=1,488円

となります。

救急外来を受診しても、再診料の患者さんは、時間外、休日、深夜加算、どれも追加にならないです。入院になると再診料が0円なので、時間外料金も0円になります。

初診料や再診料については、別のページでも解説しています。

→病院に夜間受診した時の料金はいくら?受付時間で決まる初診料・再診料。はこちら

2026年度の医療費では、病院の電子化料金や物価高騰の料金、医療従事者の賃上げ料金で3つ、新しい料金があります。初診では+200円、再診では+50円ほど、診察代に追加でかかる見込みです。詳しくはこちらの記事に書いてあります。

→2026年の初診料と再診料はいくらになるか?結論まとめ。はこちら

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検査は血液検査など時間外料金など+600円。カメラにも夜間料金あり。

時間外休日深夜
初診/再診外来/入院+2,000円(+600円)+2,000円(+600円)+2,000円(+600円)

↑カッコ内が3割負担分です。※例:時間外、2,000円(600円)→2,000円が10割負担、600円が3割負担。

検体検査の夜間料金は、+600円です。

検体検査は、「尿検査」や「血液検査(採血)」、「細菌検査」など、患者さんの体内からとったものを調べる検査のことです。

「心電図」や「エコー写真」、「カメラ」など、患者さんの体に機械をつけたり機械を入れて調べる検査が生体検査です。検体検査の時間外料金+600円は、この生体検査は対象外です。※カメラは胃カメラ、大腸カメラ、食道カメラなどです。

なので、「おしっこをとったら、検査の時間外料金+600円」、「血をとったら、検査の時間外料金+600円」、というイメージです。尿検査や血液検査、細菌検査など、何個も同時に検査をしても+600円になります。

検体検査の時間外料金(+600円)には、時間外や休日、深夜などの時間帯の区別はありません。受付時間外であれば、休日、祝日、夜中など何時でも同じです。

この検体検査の時間外料金は、外来患者さんだけの時間外料金です。入院患者さんにはこの検体検査の時間外料金はかかりません。ですが、救急外来からそのまま入院になったときは、検査をしたときは外来患者さんだったので、時間外料金がかかります。

診療明細書には「時間外緊急院内検査加算」と表示されます。

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時間外休日深夜
初診/再診外来40/100(0.4)80/100(0.8)80/100(0.8)
初診/再診入院0円80/100(0.8)80/100(0.8)

カメラを使った「内視鏡検査」にも、夜間料金があります。胃カメラや大腸カメラ、食道カメラ、喉頭カメラなどが代表的です。

時間外のカメラは、カメラ料金の100分の40が時間外料金。休日や深夜のカメラは、カメラ料金の100分の80が休日料金、深夜料金にとして追加されます。

たとえば、食道カメラは、10割負担で8,000円です。午後7時の食道カメラをしたら、8,000円×0.4で、10割負担で3,200円が食道カメラの時間外料金。

食道カメラ8,000円+時間外料金3,200円=10割負担で11,200円。11,200円の3割負担で3,360円が患者さんの自己負担になります。

たとえば、のどのカメラ(喉頭カメラ)は、10割負担で6,000円。夜中11時に喉のカメラをすると、6,000円×0.8で、10割負担で4,800円が喉のカメラの深夜料金。

喉のカメラ6,000円+深夜料金4,800円=10割負担で10,800円。10,800円の3割負担で3,240円が患者さんの自己負担になります。

休日と深夜は追加になる料金が同じなので、土日祝日など、お休みの日は何時でも変わりません。

救急外来でカメラ検査をした後に入院したときは、時間外料金(40/100)が追加。←カメラ検査の時点ではまだ外来患者さんだから。

救急外来から入院した後にカメラ検査をしたときは、時間外料金は0円。←カメラ検査の時点でもう入院患者さんだから。

です。

時間外はカメラ担当の看護師なども帰宅して少なくなっていることもあり、夜間救急でカメラの検査をすることは、あまりありません。私は喉頭カメラや食道カメラのお会計をしたことがあります。それも1年に1回あるかないかという頻度でした。

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レントゲンやCT、MRIなど、写真や画像を撮ったら+330円。

時間外休日深夜
初診/再診外来/入院+1,100円(+330円)+1,100円(+330円)+1,100円(+330円)

レントゲンやCT、MRIなど、画像の夜間料金は、330円です。

「レントゲンを撮ったら写真の時間外料金+330円」というイメージで、写真を撮ることすべてが対象です。

※エコーは、医療費では超音波検査になるので、時間外料金はありません。検査の時間外料金は、血液検査などの検体検査とカメラだけです。

レントゲンなど画像の時間外料金も、時間外や休日、深夜などの時間帯の区別はありません。休日、祝祭日、夜中などの時間は関係なく、受付時間外なら何時でも変わりません。レントゲンやCT、MRIなどを撮ると追加されます。

レントゲンなどの時間外料金も、外来患者さんだけの時間外料金です。検査と同じく、入院患者さんにはレントゲンなどの時間外料金はかかりませんが、救急外来で写真撮影後に入院になった場合は、時間外料金+330円追加されます。

診療明細書には「時間外緊急院内画像診断加算」と表示されます。

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処置の夜間料金は、元々の処置の料金が1,500円以上と10,000円以上の2段階です。

時間外休日深夜
初診/再診外来10,000円以上の処置80/100(0.8)160/100(1.6)160/100(1.6)
初診/再診外来1,500円以上の処置40/100(0.4)80/100(0.8)80/100(0.8)
初診/再診入院10,000円以上の処置0円160/100(1.6)160/100(1.6)
初診/再診入院1,500円以上の処置0円0円0円

処置の時間外料金は、元々の処置の料金に100分の40や100分の80などをかけた金額になります。

「1,500円以上」「10,000円以上」で、2段階になっています。

処置の料金が1,500円以上のとき、時間外料金は100分の40、休日と深夜料金は100分の80。

処置の料金が10,000円以上のとき、時間外料金は100分の80、休日と深夜料金は100分の160。

です。

例えば、1,500円の処置を時間外にしたら、100分の40なので、1,500円に0.4かけます。600円が処置の時間外料金となります。

元々の処置の料金1,500円+時間外料金600円=合計2,100円になります。3割負担の金額にすると、630円のお支払いです。

このような方法で、処置の料金が10,000円以上であれば、時間外なら100分の80、休日や深夜なら100分の160で夜間料金を計算します。

休日と深夜は同じ割合で、100分の160になります。日曜日や祝祭日は、何時でも処置の夜間料金は変わらないです。

150点以上の処置とは、心臓マッサージ(250点)、イボを焼くいぼ焼灼法(210点)、鼻血を止める鼻出血止血法(240点)などがあります。緊急性の高いことから、軽めの処置まで、様々です。応急処置をするだけでも、救急対応のため、時間外料金になります。

1,000点以上の処置とは、カウンターショック(2,500点)、高気圧酸素治療(5,000点)、人工腎臓・透析、(1,580点)などがあります。点数が高いということは、治療としても難易度が高く、生命に関わることが多いです。なので、必然的に救急救命度も高いものになります。

私の経験上からいうと、イボの焼灼や鼻血を止める処置など、150点以上であれば、救急外来でもよく処置をします。プラス料金の割合は低いですが、普段よりも少し高めになります。

救急外来だけで帰れる患者さんは、あまり1,000点以上の処置をすることがないので、心配ないです。重篤な患者さんは大抵の場合、そのまま入院してICUなどへ移動します。すると、外来での処置も入院費の計算になるのです。

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手術の時間外料金は24時間体制で緊急手術ができる病院かがポイントです。

時間外休日深夜
初診/再診外来1.大病院80/100(0.8)160/100(1.6)160/100(1.6)
初診/再診外来2.中小病院40/100(0.4)80/100(0.8)80/100(0.8)
初診/再診入院1.大病院0円160/100(1.6)160/100(1.6)
初診/再診入院2.中小病院0円80/100(0.8)80/100(0.8)

手術の時間外料金は、手術の料金に対して、一定の割合をかけた金額になります。さらに、病院や時間や曜日によって夜間料金で変わります。

まず、手術の料金に対して、一定の割合をかけた金額。こちらは処置の時間外料金と同じ考え方です。

手術の料金に100分の80(0.8)や100分の40(0.4)をかけて、時間外料金をだします。

たとえば、5,000円の手術なら、0.8をかけて4,000円が手術の時間外料金になります。

元々の手術代5,000円+時間外料金4,000円で、10割負担で9,000円。これを3割負担にして、2,700円が患者さん負担分です。

このように、手術の料金に対して、手術をした時間や曜日の割合をかけます。休日と深夜は、夜間料金の割合が同じなので、日曜日や祝日など、深夜時間帯の夜中も何時でも変わりません。

さらに、手術の時間外料金には、「時間外1」と「時間外2」と2種類あります。「休日」と「深夜」も、1と2があります。

1と2の違いは、緊急手術に24時間対応している病院かどうか?です。

時間外1は、24時間体制でいつでも緊急手術ができる病院。先生(医師)や看護師が待機していたり、呼び出しの電話でもいつでも対応できるように準備している病院。主に、大学病院や大きな病院、総合病院など。

時間外2は、時間外1以外の病院。24時間は緊急手術ができない病院。主に、小さい病院、クリニック、中小病院など。

です。

診療明細書には「時間外加算1」や「時間外加算2」などと記載されます。※「休日加算」と「深夜加算」も同様です。

「時間外加算1」と「時間外加算2」には、厚生労働省が決めた病院の細かい基準がたくさんあります。気になる病院がある場合は、『時間外加算1』なのか『時間外加算2』なのか直接病院へお問い合わせください。

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麻酔の夜間料金は全身麻酔や静脈麻酔が対象。局所麻酔や部分麻酔は追加なし。

時間外休日深夜
初診/再診外来40/100(0.4)か
80/100(0.8)
40/100(0.4)か
80/100(0.8)
80/100(0.8)

麻酔の時間外料金は、麻酔の料金に一定の割合をかけて計算されます。※処置や手術の時間外料金と同じ考え方です。

時間外と休日は、100分の40か100分の80、深夜は100分の80です。

たとえば、1,200円の麻酔をしたら、1,200円×0.4で、時間外料金は480円になります。元々の麻酔の料金1,200円+時間外料金480円で、合計1,680円が麻酔代になります。

時間外と休日は、100分の40か100分の80のどちらか?は、はっきり決まっていません。緊急性など、そのときの状況によって異なります。

ただ、この麻酔の時間外料金は、全身麻酔や静脈麻酔など、麻酔の技術料に対する時間外料金です。

全身麻酔の場合、全身麻酔の料金と麻酔の薬代がかかっています。このとき全身麻酔の料金に時間外料金がかかります。

歯を抜くときのような局所麻酔(部分麻酔)は、手術代に含まれるため、局所麻酔料というようなものはかかっていません。なので、時間外料金もかかりません。

外来で処置をして帰れるということは、局所麻酔や部分麻酔など簡単なもので、料金としては麻酔の薬代のみということが多くあります。

そのため、救急外来で、麻酔の時間外や休日、深夜の夜間料金は、ほぼないと思ってよいでしょう。

時間外や休日、深夜の切り替わる時間帯は別の記事を参照ください。

→病院に救急外来で受診した時の料金(初診料・再診料)はいくら?はこちら

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