令和8年度(2026年度)は、病院医療費が改定になる年です。今年度はプラス2.41%、来年度はプラス3.77%、合計でプラス6.18%という異例の改定率が発表されていました。
- 「令和8年度の診療報酬改定で診察代は変わるのか?」
- 「初診料や再診料は4月から値上がりするんだろうか?」
と心配されている患者さんのために、診察料についてを調べてきました。
「今年4月からの初診料、再診料は、一体いくらになるのだろうか?」と、私も気になっていたところです。
診察料金の土台となる、初診料は据え置き、再診料(外来診療料)は約3円値上げ、となりました。
さらに、初診料と再診料には、病院によって、マイナ保険証や電子カルテ、電子処方せんなどのデジタル化に関する追加料金があります。このデジタル化の追加料金が大きく変更になりました。
初診料は約9円、再診料や外来診療料は約6円~9円ほど、増える見込みです。
今日は2026年4月から、初診料と再診料(外来診療料)はいくらになるのか?を詳しく解説していきます。
この記事では、すべて3割負担で表示しています。表には10割負担と3割負担を書いています。
→【外来】2026年の初診料と再診料はいくらになるか?結論まとめ。
2026年度、医療費が値上がりします。
2026年、初診料は変更なし。再診料、外来診療料はそれぞれ約3円高くなります。
| 10割負担 | 3割負担 | |
| 初診料 | 2,910円 | 873円 |
| 再診料 | 760円 | 228円 |
| 外来診療料 | 770円 | 231円 |
「2026年4月からの医療費で、何がいくらになるのか?」詳細がわかりました。
まず、病院を受診すると必ずかかる、初診料と再診料、外来診療料について。
初診料については、873円で、これまで(2026年3月まで)と同じです。
再診料は225円→228円、外来診療料は228円→231円、とそれぞれ約3円ずつ上がることになります。
私の想像では、100円くらい高くなるんじゃないか!?と思っていたので、ちょっと拍子抜けです。いやそれでも、ひとりの患者としては初診は据え置き、再診は3円増と、ほとんど変更なしで安心しました。
※外来診療料は、入院ベッド数が200床以上ある病院(総合病院など)に、再診で外来受診したときの料金のことです。名前が違うだけで、「再診料」です。
マイナ保険証など、電子化・デジタル化の追加料金が1つに統合されます。
初診料や再診料、外来診療料は、土台であり、ここに追加料金もあります。
最近、マイナ保険証の普及のためにできた「医療情報取得加算(以下、取得加算)」と「医療DX推進体制整備加算(以下、DX加算)」です。この2つを統合するイメージで、新しく「電子的診療情報連携体制整備加算」ができます。
「電子的診療情報連携体制整備加算」、名前が長く、漢字が多いので、以下「電子的加算」としますね。
電子的加算は、ざっくり、わかりやすくいうと、「病院の電子化、デジタル化の料金」です。
| 2026年3月まで 10割負担 | 3割負担 | 2026年4月から 10割負担 | 3割負担 | |
| 取得加算 | 10円か30円 | 3円か9円 | ー | ー |
| DX加算 | 80円~120円 | 24円~36円 | ー | ー |
| 電子的加算 | ー | ー | 40円~150円 | 12円~45円 |
| 合計 | 10円~150円 | 3円~45円 | 40円~150円 | 12円~45円 |
初診料の追加料金はこちら。
取得加算は、マイナ保険証を普及するための料金、DX加算は、マイナ保険証のほかに電子処方せんや電子カルテなどもデジタル化するための料金でした。
私は、電子カルテは使っている病院も多くあるが、電子処方せんの導入ができていない、という印象です。そのため、取得加算は3円か9円か追加しても、DX加算はされていませんでしたね。
それが電子的加算になると、3段階になり、マイナ保険証での受付だと+3円→+12円へ。+9円の値上がりです。
※電子的加算の3段階の違いや詳しい料金は、このあとご説明します。
| 2026年3月まで 10割負担 | 3割負担 | 2026年4月から 10割負担 | 3割負担 | |
| 取得加算 | 10円(3か月ごと) | 3円(3か月ごと) | ー | ー |
| 電子的加算 | ー | ー | 20円 | 6円 |
| 合計 | 10円 | 3円(3か月ごと) | 20円 | 6円 |
再診料、外来診療料の追加料金はこちら。
いままで(2026年3月まで)は、3か月ごとに1回約3円の追加でした。1か月あたりにすると約1円です。
それが2026年4月からは、月1回、6円になります。
1か月あたり1円→6円、3か月で3円→18円。こう考えると、再診料については、値上がりを感じてきますね。
2026年4月からの初診料、再診料、外来診療料まとめ。
2026年4月からの初診料、再診料、外来診療料は、いくらになるのか?初診料や再診料など土台になる料金と、電子的加算の追加になる料金でわけて解説しました。
病院の窓口では、いくら支払うことになるのか?まとめていきます。
2026年4月からの初診料は、3割負担で873円~918円。
| 10割負担 | 3割負担 | ||
| 初診料+電子的加算1 | 3,060円 (2,910円+150円) | 918円 | 電子処方せんと電子カルテ、両方対応している病院 |
| 初診料+電子的加算2 | 3,000円 (2,910円+90円) | 900円 | 電子処方せんだけ対応している病院 電子カルテだけ対応している病院 |
| 初診料+電子的加算3 | 2,950円 (2,910円+40円) | 885円 | 電子処方せんも電子カルテも対応していない病院 (紙カルテの病院など) |
| 初診料 | 2,910点 | 873円 | マイナ保険証で保険証確認できない病院 |
初診料の電子的加算には、1、2、3と、3段階あります。共通していることは、マイナ保険証で保険証確認をできること。(共通の条件は他にもありますが、患者さんに関係のないところは抜粋しています。)
- 電子化加算1は、電子処方せんと電子カルテの両方に対応している病院。
- 電子的加算2は、電子処方せんか電子カルテのどちらかに対応している病院。
- 電子的加算3は、電子処方せんも電子カルテもどちらも対応していない病院。
という違いがあります。
電子カルテは導入されている病院、既に使っている病院がたくさんありますし、初診料+電子的加算2(1回900円)の病院が多い。
または、電子カルテも導入していない、まだ電子カルテじゃない、紙カルテの病院は、初診料+電子的加算3(1回885円)になる。
と予想しています。
電子カルテを使っている病院は、これを機に電子処方せんの導入をするかもしれませんね。そうすれば、初診料+電子的加算1(1回918円)になって一番高い初診料にできますので。
マイナ保険証で保険証確認をできないような病院は、電子的加算3すらもなく、初診料だけ(1回873円)となります。マイナ保険証での保険証確認は義務化され90%以上の病院が対応しているので、あまり見かけませんが、電子的加算が何もない病院もあります。
病院によって、初診料と電子的加算の有無が変わります。一概には言いにくいのですが、9円ほど初診料が上がる見込みです。
2026年4月からの再診料、外来診療料は、3割負担で228円~237円。
| 10割負担 | 3割負担 | |
| 再診料+電子的加算 | 780円 (760円+20円) | 234円 |
| 再診料 | 760円 | 228円 |
| 外来診療料+電子的加算 | 790円 (770円+20円) | 237円 |
| 外来診療料 | 770円 | 231円 |
再診料、外来診療料は、いたってシンプルな料金です。
再診料の電子的加算は、電子処方せんや電子カルテの導入など、細かい条件はありません。初診料で電子的加算3を追加できる病院は、再診料でも電子的加算の対象になります。
再診料と電子的加算か、再診料だけ、一応この2択となりますが、ほとんどの病院でマイナ保険証での保険証確認に対応していますし、再診料+電子的加算(234円か237円)になるでしょう。
再診料や外来診療料は、約6円~約9円高くなる見込みです。正確には、受診する病院にご確認ください。
初診料や再診料は、受診したらどの患者さんでも誰でも絶対にかかる料金のため、病院にとって収入の基礎になります。
私はもっと高くなると覚悟していたので、拍子抜けしています。でも正直にいうと、ひとりの患者のとしては助かりました。(病院には申し訳ないのですが。)
2026年の医療費見直しでは、他にも物価高騰分や賃上げについても医療費に反映されることになっています。むしろこちらの値上げの方が注目されています。
物価高騰の料金と医療従事者の賃上げ料金の分については、別の記事にまとめました。こちらをご覧ください。物価高騰の料金が丸ごと医療費値上げに直結し、賃上げ料金もまた2~3倍へと跳ね上がっています。
→ほぼ全病院対象!物価高騰と賃上げ料金、外来費+12円~+120円。はこちら
「手っ取り早く、初診料(再診料)と追加料金を合わせて、いくらになるのかが知りたい。」という、患者さん、ご家族の方はこちらの記事が参考になります。
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