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病院の「預り金」とは?夜間休日の医療費を一時的に仮払いするもの。

病院医療費解説預り金夜間休日救急外来時間外診療会計1

「夜間休日は事務が休みなので、医療費の計算ができません。後日精算になるので、預かり金を5,000円頂きます。」

このように急な病気や怪我で、夜間・休日に救急外来をかかった時、会計ではなく「預かり金」というお金をお支払いしたことはありませんか?

医療費の預かり金とは、当日、病院代を会計(計算)できないので、代わりにおおよその金額で、病院にお金を預けるものです。

後日、病院代の計算ができたら、保険証を適用させて正式なお支払いになります。なので、預かり金は、「仮払い」のようなものです。

夜間・休日に救急外来で受診した分の医療費が計算できましたら、まずは預かり金からお支払いします。そして、多かった分は返金し、足りない分は追加で頂きます。

この記事では、病院の救急外来を受診した時の「預かり金」とは何か?をわかりやすくご説明します。

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夜間・休日など、受付時間外に病院を受診したときのお会計「預り金」とは?

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夜間・休日など、診療時間外に病院にかかった場合、帰り際に「預かり金」をお願いしている病院があります。

「預かり金」とは、時間外診療の救急外来で、診察代に相当するお金を一時的にお預りすることです。預かり金のほかに、「一時預かり金」とも呼ばれています。

病院の事務は、土日祝祭日など病院が休日は、基本的にお会計を計算する事務職員もお休みです。

受付は保険証をコピーとったり、患者さんの名前だけ書いてカルテ作成など、警備員(守衛)さんや看護師がやってくれます。しかし、お会計は専門的な知識が必要になるので、請求書を発行できず『後日精算』になります。

なので、病院代のお会計ができない代わりに、5,000円や10,000円など、一時的にお預りさせて頂くお金のことを「預り金(一時預かり金)」といいます。

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夜間・救急外来の医療費は預り金から支払われます。

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救急外来受診分の医療費は、月曜日など休み明けに事務が出勤してから、計算し請求書を発行します。

病院代の正式な金額がわかり次第、患者さんから頂いた預かり金から精算に充てています。

例えば、日曜日に、急な高熱で夜間救急を受診して、5,000円の預かり金をして帰宅したとします。診察や治療内容から救急外来の料金を計算して、保険証を適用させた医療費が

4,000円だったら、預かり金の5,000円からお支払いして、残りの1,000円は患者さんにお返しします。

6,000円だったら、預かり金の5,000円からお支払いして、不足の1,000円だけ後日お支払い頂いています。

このように時間外診療の医療費を計算してみて、預かり金が多かった分は返金し、足りない分は追加でお支払いお願いしています。

預かり金をなかったことにして、夜間・休日の医療費を支払うようなことはありません。なので、万が一、「預かり金をいただいていない」と言われても、預かり金をした金額を証明できるように、領収書は必ず保管しておきましょう。

 

預かり金の金額は5,000円~10,000円。手持ちのお金がなければ少しでもお願いします。

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預かり金の金額は、5,000円や10,000円など、病院によって異なります。※私の経験上だと、大体5,000円か10,000円です。

診察と薬だけなら5,000円。検査やレントゲン、処置をすれば8,000円や10,000円。と、治療内容によって預かり金が変わる病院。

受診歴がある、再診、カルテがあれば、5,000円。初診、新患、受診歴がなければ、10,000円、という病院。

保険証を持っている場合は5,000円、持っていない場合は10,000円、と保険証の有無で預かり金の金額を決めている病院もあります。

預かり金は、それぞれの病院が独自でお預かりしているものなので、金額や金額の基準となることも病院によって異なります。

5,000円や10,000円が高く感じることと思います。ですが、保険証を確認して、患者さんの負担割合で計算した結果、医療費の正しい金額より預かり金が多ければ、きちんとお返しします。

医療費の正しい金額より預かり金が少なければ、預かり金を超えた分だけのお支払いでよくなります。

  • 「救急車で運ばれて急いできたから、手持ちのお金がない。」
  • 「病院に行く前は、急病で体調が悪くて、財布の中身まで確認できなかった。」

など、預かり金の5,000円や10,000円を持っていないという患者さんもいます。それはもう仕方がないです。

5,000円など、病院が指定する預かり金は無理でも、1,000円でもいいので預かり金をしておきましょう。

患者さんの中には、救急受診して、会計ができないからとそのまま帰って、医療費のお支払いに行かない方もいます。なので、病院にとって「預かり金」は、医療費未払いをなくすための小さなお守りなのです。

病院は預かり金をしてくれると、医療費のお支払いをする意思があるとしてみています。後日精算でも、医療費をちゃんと支払ってくれる患者さんだと思えると、病院は安心するので、少額でも預かり金をしましょう。

 

救急外来のお会計は、休み明けの平日に計算されるため、後日精算になります。こちらの記事で詳しくお話しています。

→病院に夜間・救急外来を受診したときの会計は後日お支払いです。はこちら

 

救急外来は保険証がなくても受付・診察できます。こちらの記事でご説明しています。参照ください。

→救急外来は保険証なしでも受付可能。10割負担になるので後日持参しましょう。はこちら

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