- 「新しい会社に入社したのに、まだ保険証(資格確認書)が届かない。」
- 「就職して病院に行きたいのに、資格確認書って、いつ届くんだろう?」
と、不安になりますよね。
まず、保険証はもう届きません。2024年12月2日から、新しく発行されなくなりました。
いま協会けんぽに加入すると「資格情報のお知らせ」が届きます。それとマイナ保険証を使っていない患者さんは「資格確認書」です。
そして、資格情報のお知らせが届くまでには最低でも2週間くらい、資格確認書は2週間~2か月くらいかかることがあります。
この記事では、新しく協会けんぽ(全国健康保険協会)に加入した場合、会社から協会けんぽまで、どこで何があって、何日かかるのかを、順番にご説明します。
なぜ2週間かかるのかがわかると、待っているあいだの気持ちも、少し楽になると思います。
2026年度、医療費が値上がりしました。
入社して届くのは「資格情報のお知らせ」と「資格確認書」です。

紙の保険証は、もう発行されていません。
2024年12月2日から、健康保険証は新しく発行されていません。いまは、マイナンバーカードを保険証として使う「マイナ保険証」が基本です。
マイナ保険証をお持ちでない方には、保険証のかわりに「資格確認書」が届きます。
全員に「資格情報のお知らせ」が届きます。
協会けんぽに新しく入った方には、全員に「資格情報のお知らせ」という紙が届きます。健康保険の記号・番号などが書いてあります。
ただし、資格情報のお知らせだけでは、病院医療費を3割負担にできません。
資格情報のお知らせのみでは受診できません。
協会けんぽも、こう書いています。
マイナ保険証が読み取れない病院で、マイナ保険証と一緒に見せるためのものです。
入社のときに資格確認書を申し込めば、資格情報のお知らせと一緒に届きます。
マイナ保険証をお持ちでない方は、入社の手続きのときに、会社に資格確認書を申し込んでもらいます。
会社が出す「資格取得届」という書類に、資格確認書が必要かどうか、資格確認書を希望するチェック欄があります。このチェックが入っていれば、資格確認書は資格情報のお知らせと同じ封筒で届きます。
資格確認書は、これまでの健康保険証と同じように、病院の受付で見せれば医療費が3割負担になるものです。協会けんぽの資格確認書はカードタイプで、有効期限は最大5年です。
チェックが入っていないと、資格確認書の発行が1~2か月後になります。詳しくは、このあと「だから、最低でも2週間くらいはみておきましょう。」の最後でご説明します。
→だから、最低でも2週間くらいはみておきましょう。にスキップするにはここをタップ。
マイナ保険証をお持ちなら、届く前から使えることがあります。
マイナ保険証をお持ちの方は、紙が届くのを待たなくても、手続きが進めば病院で使えるようになります。資格情報のお知らせが届く前に使えることもあります。
→ 保険証が手続き中で手元にないとき、3割負担で受診する方法はこちら
入社してから資格確認書が届くまで。会社、年金事務所、協会けんぽへと進みます。

患者さん → 会社 → 年金事務所 → 協会けんぽ → 会社 → 患者さん
入社してから協会けんぽの資格確認書が届くまで、手続きはこの順番で進みます。
会社は、協会けんぽ加入の届出を年金事務所に出します。
「協会けんぽに入るのに、どうして年金事務所なの?」と思いますよね。
会社は、健康保険に入る届出を、協会けんぽではなく年金事務所(日本年金機構)に出します。年金事務所は、協会けんぽに入るための受付窓口のようなものです。
年金事務所では厚生年金の手続きも受け付けているので、会社は1枚の届出で、健康保険と厚生年金の両方の手続きができます。
年金事務所から協会けんぽへは、データで送られます。
年金事務所で登録された情報は、データで協会けんぽに送られます。
会社から年金事務所までは紙(または電子申請)、年金事務所から協会けんぽまではデータ、という形です。
協会けんぽで健康保険情報が作られて、会社に資格情報のお知らせが郵送されます。
協会けんぽに新規加入のデータが届いたら、ここで健康保険の情報を作ります。その後、各会社に資格情報のお知らせや資格確認書が郵送されます。
会社に届いたら、会社の担当の方から患者さんに渡されます。
どこで何日かかるのか。いちばん長いのは年金事務所です。
患者さん → 会社 → 年金事務所 → 協会けんぽ → 発行場所・発送場所 → 会社 → 患者さん
入社してから資格確認書が届くまでの流れとしては、発行場所・発送場所も協会けんぽに含めてご説明しました。
ですが実は、資格情報のお知らせと資格確認書は、協会けんぽの都道府県支部とは別の場所で発行されて、発送されています。なので実際には、協会けんぽのあと、もう1か所「発行場所・発送場所」を挟むことになります。
この順番が資格確認書が届くまでの最終形態です。
ここからは、それぞれどこで何日くらい時間がかかるのかを、順番に見ていきます。
患者さんから会社へ:入社の書類を出すところから始まります。
最初の一歩は、患者さんが会社に入社の書類を出すことです。
マイナンバーや、扶養に入るご家族のことなど、会社から頼まれた書類を出さないと、会社の手続きも始まりません。入社の日にすぐ出せば、そのぶん早くなります。
会社から年金事務所へ:電子申請ならその日、郵送なら2〜3日です。
会社は、入社から5日以内に、年金事務所に届出を出すことになっています。
電子申請で出せば、その日のうち、遅れても翌営業日には年金事務所に届きます。
郵送だと、年金事務所に届くまで2〜3日かかります。昼間のうちに用意しておいて、事務が帰るときにポストに投函、という流れだと更に翌日発送扱いになることも考えられますね。
会社によっては、届出がもっと遅くなることもあります。協会けんぽの方からは、1か月たってから出す会社もあると聞きました。
年金事務所:1週間くらい時間がかかると思いましょう。(一番時間がかかります。)
年金事務所では、届いた書類に書きもれがないかを確かめて、紙をデータにして登録します。
2〜3日で終わることもありますし、電子申請なら処理が早いという話もあります。ただ、実際に年金事務所で何日かかるかは、そのとき、その状況によるのでわかりません。
即日や2~3日で終わるような期待はしないで、長めにみて、1週間くらいと思っておきましょう。
書類に書きもれがあると、いったん会社に戻されるので、さらに日数がかかります。
協会けんぽ:次の平日に届きます。
年金事務所で登録されると、次の平日(翌営業日)に、データが協会けんぽに届きます。
発行と発送:その次の平日に、関東から送られます。
協会けんぽに届いたら、次の平日(翌営業日)に、資格情報のお知らせが発行されて、発送されます。
資格確認書希望のチェック欄にチェックがついていれば、ここで同時に資格確認書も発行されます。だから資格情報のお知らせと資格確認書が送られるのです。
郵便:3日ほど。土日祝日をはさむと、もう少しかかります。
普通郵便なので、会社に届くまで3日ほどかかります。
土曜日・日曜日・祝日は配達がないので、あいだにはさむと、もう少し遅くなります。
会社から患者さんへ:会社によります。
会社に届いたら、担当の方から患者さんに渡されます。担当の方がお休みだったり、支店に送り直したりすると、その分また日数がかかります。
だから、最低でも2週間くらいはみておきましょう。

ここまでの流れをまとめて、例で見てみます。
【例】2026年9月1日(火)に入社して、患者さんご本人から会社、年金事務所まで、それぞれ1日ずつかかった場合。
| 日付 | できごと |
|---|---|
| 9月1日(火) | 患者さんが会社に書類を出す。 |
| 9月2日(水) | 会社が年金事務所に届出を出す。 |
| 9月3日(木) | 年金事務所で登録される。 |
| 9月4日(金) | 協会けんぽに届く。 |
| 9月5日(土)・6日(日) | お休み。 |
| 9月7日(月) | 発行・発送。 |
| 9月10日(木) | 会社に届く。 |
患者さん→会社→年金事務所が、それぞれ1日ずつでも、あいだに土日が入るので、会社に届くのは入社から10日目です。
もし、患者さんから年金事務まで全てその日のうちに進んだとしても、最短で1週間ほどかかります。でもこれは、患者さんも、会社も、年金事務所も、全部がすぐに処理された場合の話です。
実際には、入社日に患者さんご本人から書類をもらっても、会社の担当者が「明日やろう」と当日中に処理しないこともあります。電話や来客対応などがあり、その日のうちに処理できないこともあります。
年金事務所でも、別のやることがあり、すぐには登録ができないかもしれません。
即日、1日、2日など、早く処理されるようなことは、期待しないでください。
反対に、会社から年金事務所に郵送したり、年金事務所でのデータ化に時間がかかったり、協会けんぽ新規加入者さんが多いなど、さまざまな状況が重なって3週間くらいかかることもあります。
日本年金機構の事務処理状況にもよりますが、届け出をいただいてから、おおよそ2〜3週間(9〜18日間)でお勤め先に送付しております。
協会けんぽも、資格情報のお知らせについて、こう書いています。
最低でも2週間くらいはみておきましょう。2週間以内に届いたら「お、案外早く資格確認書がきたな。ラッキー!」くらいの気持ちでいるとちょうどいいです。
ゴールデンウィークなどの連休や年末年始、天候が悪い日が続くときは、さらに遅れます。
資格確認書を待っているあいだに病院に行くことになったら、受付で「資格確認書の手続き中です。」と伝えてください。受診の方法は、こちらにまとめています。
→ 保険証が手続き中で手元にないとき、3割負担で受診する方法はこちら
資格確認書を申し込んでいないと、1〜2か月かかります。
入社してから新しい資格確認書が手元に届くまで、最低でも2週間。これは会社が年金事務所に提出する書類(資格取得届)で、資格確認書の希望にチェックをつけた(申し込んだ)場合です。
会社が年金事務所に出す書類で、資格確認書を申し込んでいないと、1~2か月くらい時間がかかります。
チェックをされていない方のうち、マイナ保険証をお持ちでない方には資格取得から30〜50日後に発行します。
協会けんぽは、こう書いています。
資格確認書の希望にチェックされていなければ、入社日から、1〜2か月ほど時間がかかる。ということです。
協会けんぽに新規加入の情報が届いたら、次の平日(翌営業日)に、新規加入者さん全員の「資格情報のお知らせ」が発行されます。
ここで、資格確認書の希望にチェックがついているときは、「資格確認書」が発行されます。すると2~3週間くらいで届きます。
資格確認書の希望にチェックがついていないときは、まず「資格情報のお知らせ」だけが発行・発送されます。マイナ保険証を使っていない患者さんについては、後日「資格確認書」が届きます。
協会けんぽにとって、書類上では、新規加入者さんが、マイナ保険証を使っている(マイナ保険証に登録している)のか、資格確認書を使っている(マイナ保険証の登録していない)のか、わからない。だからまずは「資格情報のお知らせ」は全員に送る。
そのあと、「あ、マイナ保険証使っていない方だった。資格確認書が必要だね。」と気づいて発行・発送する。だから資格確認書の希望にチェックがついていないと、1~2か月くらい時間がかかる。ということです。
資格確認書希望のチェックは、「マイナ保険証を使っていません。資格確認書を使っています。資格確認書の発行をお願いします。」と、自己申告するようなイメージでしょうか。
マイナ保険証を使っていない。資格確認書を使っている患者さんは、何もしなくても自動的に資格確認書が届きます。ただし、自己申告がなければ遅くなります。
でも、「持病がある。定期的に通院している。急病で入院した。」というようなことがあれば、協会けんぽはマイナ保険証を使っていないこと、資格確認書が必要なことがわからないので、協会けんぽに資格確認書希望のチェックでお知らせすることで早く資格確認書を作って送ってもらうことができます。
資格確認書を使っている方(マイナ保険証をお持ちでない方)は、入社の書類を出すときに「資格確認書をお願いします。」とひと言添えておくと安心です。
1か月以上たっても届かないときのことは、こちらにまとめています。
→保険証が1か月以上届かない。資格確認書は申し込まないと30〜50日かかります。はこちら
発送元は関東です。郵便は、どこへでも3日ほどで届きます。

以前、私は協会けんぽ北海道支部に電話で、保険証がどこから送られてくるのかを聞いたことがあります。そのときは「本州方面から送られてきます。」という答えでした。
2026年9月に、あらためて北海道支部に確認しました。すると、「資格情報のお知らせも資格確認書も、関東から発送しています。」とのことでした。※今後、関西や北海道、九州など、別の地域に変わる可能性もあります。
では、関東から送られてくると、各会社に届くまでどのくらい時間がかかるのか。郵便局の「お届け日数」で調べてみました。
【関東】を東京として、東京駅(〒100-0005・銀座郵便局)から送った場合です。
- 【最北端】稚内駅(〒097-0022、稚内郵便局)→ 3日後
- 【最南端】沖縄県庁(〒900-0021、那覇中央郵便局)→ 3日後
関東(東京)から送った場合、北海道も、沖縄も、同じ3日後の到着でした。
資格情報のお知らせや資格確認書は、発送後、日本全国どこの会社でも3日ほどで届くことになります。
以前調べたときは翌々日(2日後)でしたが、いまは3日後になっていました。土曜日・日曜日・祝日は配達がありません。郵便局の表では、たとえば金曜日に出したものは火曜日に届きます。土日祝日をはさむと、お休みの分だけ遅くなります。
まとめ。最低でも2週間。届かないときは、まず会社に確認を。
- 紙の保険証は、もう届きません。届くのは「資格情報のお知らせ」(全員)と「資格確認書」(マイナ保険証を使っていない方)です。
- 手続きは、会社 → 年金事務所 → 協会けんぽ → 発行・発送場所 → 会社 → 患者さんの順に進みます。
- 一番時間がかかるのは年金事務所です。長めにみて1週間くらい。
- 発送元は関東です。郵便はどこへでも3日ほどで届きます。
- 全部、順調に進んでも1週間ほど。最低でも2週間くらいはみておきましょう。
- 連休・年末年始・天候が悪いときは、さらに遅れます。
- 資格確認書は申し込んでいない(チェックつけていない)と、1〜2か月かかります。
- 2週間くらいたっても届かないときは、まず会社に「健康保険の加入手続きを、いつしましたか」と確認してください。(連休などがあれば、そのぶん遅れます。)
この記事の根拠
この記事は、次の公的な資料と、協会けんぽへの電話での確認をもとに書いています。
厚生労働省「資格確認方法について」(健康保険証の新規発行の終了)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_50657.html
日本年金機構「就職したとき(健康保険・厚生年金保険の資格取得)の手続き」(事業主が資格取得届を日本年金機構へ提出)
https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/tekiyo/hihokensha1/20150422.html
全国健康保険協会「よくあるご質問 マイナ保険証・資格確認書について」(Q31 資格情報のお知らせは届け出から2〜3週間/Q35 資格確認書の効力と有効期間)
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/faq/mynumber_insurance_card/001/index.html
全国健康保険協会 岐阜支部「マイナ保険証Q&A」(Q14 届出は5日以内/20ページ 加入したときに届くもの・資格確認書は30〜50日)
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/shibu/gifu/assets/mynaq%26amp%3Ba202601002.pdf
日本郵便「お届け日数を調べる」
https://www.post.japanpost.jp/deli_days/index.html
全国健康保険協会 北海道支部への電話での確認(2026年9月):発送元、年金事務所から協会けんぽへの日数、発行までの日数
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