2026年度(令和8年度)は、2年に一度の医療費見直しの年です。
- 初診料と再診料
- マイナ保険証での保険証確認などの料金
- 物価高騰の料金
- 医療従事者の賃上げ料金
これらを2記事にわたって解説しました。
しかし、「細かいことはいいから、それで結局、2026年、初診のとき、再診のとき、いくらになるのか?どれくらい医療費が上がるのか。結論が知りたい。」という患者さん、ご家族もいらっしゃいますよね。
2026年度、病院受診をしたら、外来受診をしたら、どれくらいかかるのか。初診時と再診時の医療費をまとめました。
この記事では、すべて3割負担で表示しています。表には10割負担と3割負担を書いています。
2026年度、医療費が値上がりします。
2026年の初診料は、1,100円くらいになります。(+39円~+108円値上がり)
| 10割負担 | 3割負担 | 初診料 | 電子的加算 | 物価高騰の料金 | 賃上げ料金 | 継続的に賃上げ料金 | |
| 初診料+電子的加算1 | 3,250円 | 975円 | 2,910円(873円) | 150円(45円) | 20円(6円) | 170円(51円) | ー |
| 初診料+電子的加算1 (継続的に賃上げしている病院) | 3,480円 | 1,044円 | 2,910円(873円) | 150円(45円) | 20円(6円) | 170円(51円) | 230円(69円) |
| 初診料+電子的加算2 | 3,190円 | 957円 | 2,910円(873円) | 90円(27円) | 20円(6円) | 170円(51円) | ー |
| 初診料+電子的加算2 (継続的に賃上げしている病院) | 3,420円 | 1,026円 | 2,910円(873円) | 90円(27円) | 20円(6円) | 170円(51円) | 230円(69円) |
| 初診料+電子的加算3 | 3,140円 | 942円 | 2,910円(873円) | 40円(12円) | 20円(6円) | 170円(51円) | ー |
| 初診料+電子的加算3 (継続的に賃上げしている病院) | 3,370円 | 1,011円 | 2,910円(873円) | 40円(12円) | 20円(6円) | 170円(51円) | 230円(69円) |
| 初診料 | 3,100円 | 930円 | 2,910円(873円) | 20円(6円) | 20円(6円) | 170円(51円) | ー |
| 初診料 (継続的に賃上げしている病院) | 3,330円 | 999円 | 2,910円(873円) | 20円(6円) | 20円(6円) | 170円(51円) | 230円(69円) |
↑10割負担、3割負担の内訳は右側にあります。内訳はカッコ内が3割負担分です。※例:初診料、2,910円(873円)→2,910円が10割負担、873円が3割負担。
初診のときは、930円~1,044円です。この金額は、「初診料」+「電子的加算」+「物価高騰の料金」+「賃上げ料金」+「継続的に賃上げ料金」を合計した金額です。
電子的加算1は、マイナ保険証で保険証確認をできる病院で、さらに電子処方せんと電子カルテに対応している病院。
電子的加算2は、マイナ保険証で保険証確認をできる病院で、電子処方せんか電子カルテのどちらかに対応している病院。
電子的加算3は、マイナ保険証で保険証確認をできる病院です。(電子処方せんにも、電子カルテにも対応していない病院)
電子処方せんは、普及率は約25%(2025年2月現在)。ですが、調剤薬局は約68%に対して、病院では約5%、クリニックなどの診療所では約12%と、ほとんどの病院が電子処方せんを使っていません。
なので、電子的加算2の957円(電子カルテ使用)や、電子的加算3の942円(紙カルテ)の病院が多くなるでしょう。(私の予想です。)
これを機に、紙カルテから電子カルテにしたり、電子処方せんを導入して、初診時の料金を上げる病院も増える可能性もあります。そうすれば、957円(電子的加算2)や、975円(電子的加算1)と、また料金が上がります。
継続的に賃上げしている病院は、診察(初診料)だけで1,000円を超えてきます。
始めていく病院(新患)や、久しぶりに病院受診するときは、気持ち多く見積もって初診料で1,100円くらいかかると思っていれば大丈夫です。電子的加算が何であり、電子処方せんや電子カルテに対応していようと、どこの病院でも予算内になります。
2026年の再診料は、300円くらいになります。(+12円~+30円値上がり)
| 10割負担 | 3割負担 | 再診料 | 電子的加算 | 物価高騰の料金 | 賃上げ料金 | 継続的に賃上げ料金 | |
| 再診料+電子的加算 | 840円 | 252円 | 760円(228円) | 20円(6円) | 20円(6円) | 40円(12円) | ー |
| 再診料+電子的加算 (継続的に賃上げしている病院) | 900円 | 270円 | 760円(228円) | 20円(6円) | 20円(6円) | 40円(12円) | 60円(18円) |
| 再診料 | 820円 | 246円 | 760円(228円) | ー | 20円(6円) | 40円(12円) | ー |
| 再診料 (継続的に賃上げしている病院) | 880円 | 264円 | 760円(228円) | ー | 20円(6円) | 40円(12円) | 60円(18円) |
| 外来診療料+電子的加算 | 850円 | 255円 | 770円(231円) | 20円(6円) | 20円(6円) | 40円(12円) | ー |
| 外来診療料+電子的加算 (継続的に賃上げしている病院) | 910円 | 273円 | 770円(231円) | 20円(6円) | 20円(6円) | 40円(12円) | 60円(18円) |
| 外来診療料 | 830円 | 249円 | 770円(231円) | ー | 20円(6円) | 40円(12円) | ー |
| 外来診療料 (継続的に賃上げしている病院) | 890円 | 267円 | 770円(231円) | ー | 20円(6円) | 40円(12円) | 60円(18円) |
↑10割負担、3割負担の内訳は右側にあります。内訳はカッコ内が3割負担分です。※例:再診料、760円(228円)→760円が10割負担、228円が3割負担。
再診のときは、246円~273円です。この金額は、「再診料(外来診療料)」+「電子的加算」+「物価高騰の料金」+「賃上げ料金」+「継続的に賃上げ料金」の合計になります。
再診のときには、電子的加算が1つしかありません。マイナ保険証で保険証確認をできる病院であれば、電子的加算されると思っておくといいでしょう。
外来診療料は、病床数(入院ベッド数)200床以上の病院の再診料です。名前が違うだけで同じ再診料なのですが、中小規模の病院、クリニックや診療所の再診料よりは、3円ほど高めとなっています。
再診にも、継続的に賃上げしている病院に対する追加料金(プラス18円)があります。それでも300円にも満たない程度です。
風邪がなおらなくて2回目に病院へ行くとき、定期的に通院している患者さんは、再診料は300円くらいかかると思っておくと十分です。
初診料、再診料、電子的加算、物価高騰の料金、賃上げ料金の詳細はこちら。
- 初診料と再診料
- マイナ保険証での保険証確認などの料金(電子的加算)
- 物価高騰の料金
- 医療従事者の賃上げ料金
この記事では、2026年度(令和8年度)、初診のとき、再診のとき、いくらかかるのか?をまとめました。
初診料、再診料、電子的加算については、こちらの記事で詳しく解説しています。※この記事で書いている「電子的加算」は、電子的診療情報連携体制整備加算のことです。正式名称は長く、漢字が多いので、省略して書いています。
→【医療費改定2026】初診料は変更なし、再診料は6~9円増。はこちら
物価高騰の料金と医療従事者の賃上げ料金について、詳しくはこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご参照ください。
→ほぼ全病院対象!物価高騰と賃上げ料金、外来費+12円~+120円。はこちら
この記事に書いている料金は、病院受診をしたら、外来受診をしたら、必ずかかる医療費です。実際には、血液検査や尿検査、カメラ(内視鏡)、心電図やエコー、レントゲンやCT、MRI、これら各種検査のあとに治療が始まります。
今回の2026年度の医療費見直しで、検査代や治療費も高くなっていることが多くあります。外来医療費で、高額療養費の対象になることも十分ありますので、区分や限度額のご確認をしておきましょう。
そしてこの高額療養費も、2026年8月から限度額や仕組みが見直される予定です。新しい限度額など、詳しくはこちらにまとめています。
→高額療養費の変更。患者自己負担限度額が2回に分けて増加です。2026年8月から。はこちら
2026年度(令和8年度)の医療費、初診のとき、再診のときの料金まとめがお役に立てれば幸いです。
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