2026年度(令和8年度)の医療費見直しでは、入院医療費も1割前後、値上がりしています。
一般病棟で、1日+300円~+800円。
ICUで、1日+1,500円~+1,800円。
HCUで、1日+700円~+1,000円。
入院費が高くなることは変えられない事実です。しかし、患者さんには高額療養費制度があります。高額療養費を利用して3割負担を限度額までにすれば、現時点では医療費値上げの影響はあまりない。とも考えられます。
この記事では、2026年度の医療費見直しで、入院費がどのくらい値上げされるのか?いくらくらいになるのか?をまとめています。高額療養費がありますので、少し肩の力を抜いてご覧ください。
この記事では、すべて3割負担で表示しています。表には10割負担と3割負担を書いています。
2026年度、医療費が値上がりします。
お部屋やベッド代など、一般病棟の入院料は、1日最大5,790円になります。
| 10割負担 | 3割負担 | |
| 急性期病院A一般入院料 | 19,300円 | 5,790円 |
| 急性期病院B一般入院料 | 16,430円 | 4,929円 |
| 急性期一般入院料1 | 18,740円 | 5,622円 |
| 急性期一般入院料2 | 17,790円 | 5,337円 |
いままでは一般病棟の入院料(病棟のお部屋やベッド代など)といえば「急性期一般入院料」でした。
2026年からは「急性期病院一般入院基本料」という料金が今年新しくできました。こちらは救急車をバンバン受け入れ、全身麻酔の難しい手術をたくさんする病院の一般病棟の入院料金です。
急性期1、5,064円→5,622円。(1日558円高い)
急性期2、4,932円→5,337円。(1日405円高い)
いままでもあった「急性期一般入院基本料」という料金も1~6があり、急性期1では1日558円、急性期2では1日405円の値上げとなります。一番入院料が低い急性期6でも1日357円高く、全体的に300円~600円ほど、上がっています。
いままで「急性期1(一番高い料金)」だった病院は、2026年から「急性期A」になる可能性があります。そうすると、1日5,064円(いままでの急性期1の料金)→1日5,790円(急性期Aの料金)になり、最大726円の入院料値上げとなります。
一般病棟の入院料は、1日4,500円~5,790円。いままでよりも300円~800円ほど高くなります。私個人的には、「入院したら急性期病院A一般入院料で1日5,790円かかる。」と最大値で想定しておくことをおすすめします。
ICU入院料は1日最大44,940円、HCU入院料は1日最大21,606円です。
| 10割負担 | 3割負担 | |
| ICU入院料1 | 149,800円 | 44,940円 |
| ICU入院料2 | 103,900円 | 31,170円 |
| ICU入院料3 | 93,900円 | 28,170円 |
| HCU入院料1 | 72,020円 | 21,606円 |
| HCU入院料2 | 45,010円 | 13,503円 |
ICUの入院料は、6段階→3段階に縮小されました。どの入院料だとしても1日1,500円以上値上げされています。
ICUは、1日~7日以内、8日以上と、ICUへの入院日数で料金が変わります。この記事では、7日以内の料金で医療費見直し前後を比較しています。
ICU入院料1、43,218円→44,940円(1日1,722円高い)
ICU入院料2、29,670円→31,170円(1日1,500円高い)
ICU入院料3、26,670円→28,170円(1日1,500円高い)
HCUの入院料は、2段階のまま変更なしです。どちらにしても700円~1,000円の値上げになっています。(HCUの料金についての検索が多いので、合わせてご案内しています。)
HCU入院料1、20,667円→21,606円(1日939円高い)
HCU入院料2、12,750円→13,503円(1日753円高い)
ICUやHCUは、重症の患者さんや術後の患者さんなど、一般病棟では心配な患者さんのための病棟なので、入院料の値上げも一般病棟よりも2~3倍高いですね。
ちなみに、一番値上げの高い病棟は、救命救急入院料でした。30,804円→37,137円で、1日6,333円高くなっていました。
私が以前勤めていた病院にもありましたが、廃止になってしまいました。個人的には、1日6,333円(病院の収入(10割負担)で1日21,110円)の入院料値上げで救命病棟を維持できるのかが気になるところです。
ICUの入院料金は、正式名称では「特定集中治療室管理料」といいます。
HCUの入院料金は、正式名称では「ハイケアユニット入院医療管理料」といいます。
名前が長いので、この記事では「ICU入院料」「HCU入院料」と書いています。
入院医療費は1割前後値上げされていますが、高額療養費の利用で現時点では影響は低め。
2026年度(令和8年度)の医療費見直しによって、各入院料が軒並み値上がりしています。
一般病棟で、1日300円~800円の値上がり。
ICUで、1日1,500円~1,800円の値上がり。
HCUで、1日700円~1,000円の値上がり。
そのほかの病棟も全体的にみて、1割前後、値上がりしています。救命病棟は2割増しでした。
世の中、インフレが進んだり、物価高騰が続いていますので、医療費、入院料の値上げも当然なのかもですけどね・・・。
ただ、ふと思ったのですが、こうやって、何がいくら増えたのかを見ていると、「入院医療費、高いなぁ。上がったなぁ。」と思いますよね。
でも会計をするとき、窓口負担に高額療養費を利用すれば、限度額までの支払いになるので、入院費の値上げをあまり感じないかもしれないな、という気もします。健康保険さま、ありがとうございます。
その高額療養費も見直しになって、2026年8月から限度額が増えるので、医療費見直しよりも高額療養費見直しで「医療費が上がった。」と実感しますね。
高額療養費の新しい限度額については、こちらの記事に書いてあります。69歳以下も、70歳以上も、全員対象ですので、合わせてご確認しておくことをおすすめします。
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