保険証は身分証明書にもなるし、手続きや申請などでよく使います。
「保険証の種類は?」と聞かれても、どこを見たらいいのか、書かれているところを見つけても、結局よくわからない方が多いです。
なので、今回、社会保険(社保)と国民健康保険(国保)で、全国健康保険協会の見本や、私が過去に使っていた保険証×2つを元に、チェックするポイントをまとめました。
健康保険は社保か国保の2種類。保険証に書かれています。
- 健康保険 被保険者証→社会保険
- 国民健康保険 被保険者証→国民健康保険
保険証の種類は、社会保険と国民健康保険で、大きくわけて2つあります。
社保は「健康保険」や「健保」ともいいます。間違いではありませんが、国保も健康保険と捉えられているため、誤解を避けるためにも「社会保険」と言い表す方が無難です。
また、加入している健康保険が組合や共済だと、被保険者証ではなく、「組合員証」や「共済保険加入者証」などと書かれています。組合や共済も種類は「社会保険」になります。
建設国保や板金国保などの場合は、国保組合といって同じ組合でも、「国民健康保険」なので注意が必要です。
扶養家族として健康保険に加入しているときは、「被扶養者証」と書かれています。社保と国保、どちらの可能性もあります。保険者の名称や番号で確認することをおすすめします。
社保なのか?国保なのか?は手元にある保険証を確認するとわかります。
保険者で種類を確認。保険者番号は何桁か?で社保と国保がわかる。
保険証には「どこの健康保険に加入しているのか?」という情報も記載されています。この加入している健康保険のことを「保険者」といいます。
「被保険者証や被扶養者証などがわからない。」、「本当に社会保険でいいのかな?」、というときには保険者の情報を見ると社会保険や国民健康保険が一発でハッキリとわかります。
わかりやすいポイントは、「保険者番号」です。社会保険は8桁、国民健康保険は6桁です。※国保は退職国保だけは8桁です。
- 01→全国健康保険協会
- 02→船員保険(協会けんぽの管轄)
- 06→組合保険
- 31→国家公務員の共済保険
- 32→地方公務員の共済保険
- 33→警察関係の共済保険
- 34→学校関係の共済保険(公立・私立)
8ケタある保険者番号の左側2つが、上のような数字で始まれば全て「社会保険」です。
- 67→退職国保
- 39→後期高齢者
8ケタの保険者番号でも、種類が国民健康保険になることがあります。「67」から始まる数字は、退職者の国民健康保険です。ちなみに、「39」から始まる8ケタも後期高齢者医療で、国民健康保険になります。
見本で解説。保険証の「保険者」はどこにあるの?
出典元:全国健康保険協会
健康保険の種類を確認するときは、保険証の「保険者」という項目を探します。大抵は保険証の下にあり「保険者番号」や「保険者名称」と書かれています。
日本の中小企業が加入する健康保険といえば、「全国健康保険協会」です。
↑上の青い画像が協会けんぽの見本になります。見本画像の保険証でいうと、保険者番号「01010011」、保険者名称「全国健康保険協会 ○○支部」が保険者情報です。
保険証には「健康保険 被保険者証」とあり、保険者番号が「01」から始まっている8桁なので、社会保険といえます。
↑上の保険証は社会保険のひとつ、「組合保険」です。
見本画像の保険証でいうと、保険者番号名称とまとめられています。保険者番号→「06010946」、保険者名称→「北海道医療健康保険組合」が保険者情報です。
こちらも「健康保険 被保険者証」と記載されて、「06」から始まる8桁の保険者番号なので、社会保険になりますね。
↑上の保険証は市町村の「国民健康保険」です。
保険者番号→「010025」、保険者名→「函館市」が保険者情報になります。
「国民健康保険 被保険者証」と書かれているし、保険者番号が6ケタなので、国民健康保険です。
組合保険と国民健康保険の画像は、私が過去に加入していた健康保険です。「保険証を返却したり、破棄してから何か使うかもしれない!」という職業病的なところや、心配性な性格があり、保険証の切り替え時にコピーしていました。
画像は資料としてご覧いただき、あなたの参考になれば幸いに思います。
保険証や健康保険などについての記事は他にもあります。参考にご覧ください。
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