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平成30年度の医療費改定率+0.55%。4月1日から入院中の食事は1食460円へ。

12月18日、平成30年度の診療報酬改定率が発表されました。

医師の技術料や看護師によるサポート、検査、処置代など、本体部分はプラス0.55%。

手術や麻酔、検査、処置に使うお薬や材料代は、-1.74%。となりました。

病院での治療費としては、トータルで-1.19%。なので、医療費全体的にみると、2018年4月1日から値下がりされます。

来年は入院中の食事代も、100円上がって1食460円になります。1週間の入院でも、約1万円かかる計算なので、医療費だけでも安くなってほしいですね。

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2018年の医療費改定情報。診察代など値上がり、薬剤代など値下がり。

先週、平成30年4月1日からの診療報酬改定率が、厚生労働省から正式に発表されました。

【診療報酬本体 +0.55%】

  • 医科+0.63%
  • 歯科+0.69%
  • 調剤+0.19%

【薬価、材料価格】

  • 薬価-1.65%
  • 材料-0.09%

となりました。

診療報酬本体とは、診察代、検査代、処置代、治療代などのことです。

医師の技術料と、ニュースサイトなどではいわれていますが、看護師や臨床検査技師、レントゲン技師も含まれます。看護師の採血したり、ガーゼで傷を手当することも、診療報酬の本体部分です。

薬価や材料は、手術や麻酔、検査や処置に使うお薬、材料のことです。

初診料などであれば、特にお薬を使わないので、医科や歯科の本体部分だけが該当します。手術や麻酔などは、薬剤の値段や治療材料で、若干の値下げとなります。

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入院中の食事代がまた100円高くなる。1食460円へ。高額療養費は使えません。

入院患者さんの食事代も、平成30年4月1日から1食460円へ、また値上げされます。

2年前の診療報酬改定のとき、1食260円から、1食360円となりました。今回は更に100円アップして、1食460円となります。

住民税非課税世帯の患者さんは、高額療養費を使えば、1食210円にできます。ですが、一般世帯や上位所得者は、健康保険や高額療養費を使っても1食460円です。

1食460円×3食×7日間(1週間)=9,660円。

1週間の入院で単純計算してみて、食事代だけで約10,000円はお財布のダメージが大きい。診療報酬は高額療養費を使えば、自己負担10万円程度に軽減できます。しかし、入院中の食事代は高額療養費対象外。

私個人的には、診療報酬が改定されて変動するよりも、食事代の100円値上げの方が痛い出費です・・・。

入院中の食事代アップについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

→【医療費改正2016】病院に入院中の食事代が360円へ。100円値上げ。はこちら

 

平成30年度の診療報酬、改定率だけで、詳細はまだ決まっていません。

今回の診療報酬情報はまだ改定率なので、「何がいくらになるのか?」まだ決まっていません。

平成29年の初診料は282点で、どこの病院でも統一されています。ですが、「病院の規模別で初診料を変えよう!」となるかもしれません。大病院は300点、中小病院は200点、クリニックは100点。となれば、受診する医療機関によってはマイナスです。

医科+0.63%といっても、すべてが値上げされるわけではないのです。治療費が高くなるものもあれば、安くなるものもあります。全体的にみれば、1.19%引き下げになりますが、実際には患者さんの医療行為によって変わります。

現時点では、診察や検査、処置などの金額は高くなるけど、手術や麻酔に使う薬剤や材料の値段は安くなる。「全体的に安くなる」見込みということです。

今回の診療報酬改定率に向けて、何を上げて何を下げるのか、これから細かく決めていきます。詳細や続報が入り次第、また更新します。

診療報酬改定率については、こちらの記事に詳しく書いてあります。

→診療報酬の改定率とは?医療費の上下がわかるだけで関係ない。はこちら

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