熊本地震で半壊。支払った医療費の還付手続き方法。(お問い合わせ)

先日、「震災以降の医療費の請求」について、読者さんよりお問い合わせをいただきました。

熊本地震の被災者は病院窓口での支払いはありません。なので、病院代の負担はないと思っていましたが、調べてみると還付手続きに対応している市町村もありました。

今回は震災以後の医療費還付手続きについて、熊本県の益城町を参考に、ご説明させていただきます。

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熊本地震の被災者はお金や保険証なしで病院受診できます。

医療費熊本地震猶予免除1
出典元:厚生労働省

先日、読者さんから当ブログにお問い合わせを頂きました。

質問の内容は「震災で半壊になりました。罹災証明が出る迄病院代を支払い領収書を持ってます。その領収書はいつ、どこに提出したらお金がかえって来ますか?」

↑上の画像にもあるように、熊本地震の影響で、全半壊や全半焼など自宅に住めなくなった方などは、医療費の支払いが猶予されます。

「お金や保険証がない、銀行にも行けない。」など、家屋に入れなかったり、住宅が燃えてしまった方へ国の対応ですね。自然災害であり、仕方がないことだし、医療費の支払いを気にしないで病院に行けるようにしてくれました。

所持金や健康保険証がないからと行って、病気や怪我を我慢しなくていいように、「まずは受診して体を治しましょう。」というもの。

なので、病院に受診しても、すぐに支払わなくてもいいんです。しかも熊本県内の市町村国保や後期高齢者、協会けんぽなど健康保険なら、医療費が免除になります。つまり、病院で3割負担していた医療費が0円になり、お金を一切必要としません。また、猶予や免除は全国共通なので、北海道や東京など、遠方の病院でも対応できます。

しかし、頂いたお問い合わせは『医療費を負担した領収証があり、還付手続きの方法で困っている。』とのこと。

医療費支払いの猶予や全額免除は条件があり、確認したいことがありました。

  • 震災は熊本県の地震で、よろしいですか?
  • 熊本県にお住まいということで、よろしいですか?
  • 半壊になられたのは、ご自宅でしょうか?

そもそも、震災は熊本でのことか?ないとは思いますが、万が一、東北大震災であれば、調べる内容も変わってきます。厚生労働省の通知は熊本県に住んでいる(熊本県の市町村に住民票がある)被災者のことです。また、医療費が猶予になる対象は『住家』なので、自宅、住宅になります。会社のオフィス、工場などは対象外です。

私はGメールを使用しており、読者さんの方で受診拒否されているようでした。今回はメールをお返しすることができず、記事での返信とさせていただきます。

熊本地震で、熊本県の自宅が半壊した場合、医療費の還付手続きについて調べました。厚生労働省や熊本県などのサイトでは、特別な告知はされていなく、益城町の公式ページで医療費の還付手続きの案内がありました。メールを頂いた読者さんの市町村は不明ですが、益城町の申請方法を参考に、説明致します。

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益城町の医療費還付に必要な書類一覧。

熊本地震益城町医療費還付必要な書類1
出典元:益城町公式サイト

2016年4月14日に熊本県で発生した地震で、保険証を持ってない方は一時的に10割の全額負担をしている方もいます。通常の保険証忘れと同じ流れですね。

益城町という被害が大きかった地域では、10割中7割分を返金する還付手続きを7月20日から開始しています。

申請方法としては、書類を用意して益城町公民館に持っていくと、還付手続きができます。今回お問い合わせを頂いた読者さんの場合は、半壊なので罹災証明になりますね。罹災は「りさい」と読み、罹災証明は熊本地震で被害に遭った証明書類のことです。

自宅の全半壊や全半焼、主たる生計維持者の死亡など、被害に遭われた状況によって、必要な書類が異なります。よくわからなければ、役場職員に聞いたら教えてくれます。

 

熊本地震益城町医療費還付必要な書類2
出典元:益城町公式サイト

医療費の還付手続きには、病院でいくら支払ったのか証明する領収証や、返金する振込先に銀行通帳、印鑑などが必要です。高額療養費の3割負担で高額分が戻ってくる申請と同じ要領です。

益城町のサイトでは、医療費の領収証は再発行してもらうように書かれていますが、2回支払ったことになるのでできません。代わりに支払証明書という形は違うけど領収証と同じ効力を持つ書類があります。領収証を紛失していたら支払証明書を病院からもらってください。

保険証はなかったら、持たずに避難して、そのまま自宅に入れなくなったなど事情を話して相談してください。

世帯主名義の通帳は、医療費をお返しするための振込先です。還付金を振り込んでほしい金融機関の通帳を持参します。また、ご家族の医療費であっても、世帯主名義の通帳が必要です。

印鑑は還付手続きの申請書に使います。公的書類のためシャチハタは使用できません。

病院の医療費領収証、患者さんの保険証、銀行の通帳、印鑑など、持っていなかったり用意できない場合は益城町役場にご相談ください。

 

益城町の医療費還付手続きの流れ。

熊本地震益城町国民健康保険一部負担金還付申請書1
出典元:益城町公式サイト

  1. 罹災証明書や死亡診断書、行方不明届など、還付の対象となる書類を用意する。
  2. 病院の医療費領収証や保険証、振込先の銀行通帳、印鑑を揃える。
  3. 益城町公民館で申請書を記入して、書類を提出したら還付手続き完了です。
  4. 医療費の還付は2~3週間後に振り込まれます。

上記の4段階になっていますが、医療費の還付も必要な書類を用意して申請書と合わせて提出するので、高額療養費などの手続きと変わりません。

還付の申請書は、「国民健康保険一部負担金還付申請書」といいます。

窓口に行くと用意されていますが、事前に記入してから持参することもできます。わかるところだけでも申請書に書いていくと、窓口での待ち時間短縮になるので、おすすめです。わからなければ窓口で係員にお尋ねください。ちなみに、私で良ければ書き方をお教えしますので、ご連絡ください。

→「国民健康保険一部負担金還付申請書」をダウンロードはこちら

→国民健康保険一部負担金還付申請書の記入例はこちら

 

医療費の還付手続きに行くタイミング。病院から返金の方が早い。

医療費は一度支払ってしまっても、条件を満たしていれば、病院で返金もできます。役所での手続きは、申請書類を記入したり、2週間以上も還付までに時間がかかります。月末までは対応できますので、なるべく病院から返金してもらうことをおすすめします。

翌月10日など、病院から健康保険への請求が終わると、病院窓口では返金できません。月をまたいだら、病院にまだ返金が間に合うか確認してみてください。8日、9日でも対応してくれる病院もあります。

受診月の月末までなら病院から返金、月をまたいで翌月10日過ぎたら役所で還付手続きになります。

 

自宅が全半壊や全半焼になった読者さんは罹災証明書を申請。

お問い合わせを頂いた読者さんを始め、住んでいた家が倒壊されてしまった方は多くいます。住宅の全半壊や全半焼という被害を受けた方は、罹災証明書があれば還付手続きができます。

罹災証明書は、「4月14日の熊本地震で自宅が半壊した。」など、熊本県でおきた地震の被害に遭ったことを証明する書類です。

熊本県に住民票があり、自宅が全壊や半壊された方は、医療費が免除されます。今月分は月末までに確認する、4月14日~月をまたいだ先月分までは還付手続きで返金されます。

地域によって、手続き方法や申請書類が異なります。お住まいの市役所や町役場で確認してみてください。市町村を教えて頂けたら私も調べることができます。お気軽にご相談ください。

→益城町の罹災証明についてはこちら

 

熊本地震については、保険証や医療費猶予(免除)など、別のページでも説明しています。あなたの参考になれば幸いです。

 

当記事は熊本県益城町のサイトの情報を元に書いています。ご協力ありがとうございました。

→益城町の医療費の還付手続きに関するページはこちら

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