限度額適用認定証の申請書は、健康保険に加入している「被保険者」が書くことが原則となっています。ですが、被保険者の方が記入できないこともあるでしょう。
なので、被保険者の方が申請書を書けない場合は、ご家族の方が代わりに記入して申請することもできます。ご家族の方が近くにいないなど、やむを得ない場合は、友人や知人の代筆も可能です。
代わりに限度額適用認定証の申請をする場合は、限度額適用認定証の申請書にある「申請代行者欄」も記載しておきましょう。
この記事では、限度額適用認定証の手続きをご家族など被保険者さん以外でもできること。また全国健康保険協会の限度額適用認定申請書を例に「申請代行者欄」の記載方法もまとめてお伝えします。
高額療養費の「限度額適用認定証」申請書は患者さん家族が書いても大丈夫です。
限度額適用認定証や還付手続き、委任払いなど、高額療養費の申請書は、原則としては健康保険の被保険者の方が書くこととなっています。
ですが、被保険者さんが書けないときもあります。なので、患者さん本人や患者さんご家族、または必要に応じて友人、知人が記入しても大丈夫です。
たとえば、病気や怪我で、被保険者の方が書きたくても書けない場合、ご家族が限度額適用認定証の申請書を書いても何の問題もありません。
被保険者の方がご高齢の場合、老眼が始まっていて細かい文字がよく見えないことがあります。また、書類の記入が不安な方もいます。子供さんやお孫さんでも、高額療養費の申請書を書いていいです。
限度額適用認定証の申請書を代筆してもらう場合、できるだけ【家族】に頼みましょう。
配偶者、兄弟姉妹、子供など、できるだけ「患者さんに近しい家族」に書いてもらう方がいいです。
やむを得ない場合は、友人や知人に記入してもらうことも可能ですが、何かトラブルに発展させないためにも理想は家族が記入することです。
全国健康保険協会でいうと「申請代行者欄」は申請書の一番下です。
「申請代行者欄」は、限度額適用認定申請書の一番下の項目です。
送付希望先の下、日付記入欄の上になります。
限度額適用認定証「申請代行者欄」の記入は4項目+押印で合計5項目です。
申請代行者欄の記載内容としては、5つです。
- 氏名(お名前)
- 印鑑
- 電話番号
- 被保険者との関係
- 申請代行の理由
お名前や印鑑、電話番号は、記入する方の名前や電話番号です。
被保険者との関係は、申請書の一番上にある被保険者情報に書いた人とあなたの関係になります。
申請代行の理由は、入院中で申請できない状況であれば、「被保険者本人が入院中で外出できないため。」にチェックするだけです。
入院中以外の場合は、「その他」にチェックをつけて、代筆する理由を書きます。代筆する理由によって、限度額適用認定証がもらえないことはないので、正直に書きましょう。
代筆の理由は書かなくても支障ありませんが、後でトラブルにならないために記入しておく方が良いです。
4項目の記入と押印も済ませたら、申請代行者欄はできあがりです。
両親が入院をしたり病院医療費が高額になるときは、申請代行者欄を記入して、私が限度額適用認定証の申請をしています。
また、医療事務の仕事をしていた関係もあり、親戚やご近所の方が高額療養費の手続きをするときもお手伝いしました。
被保険者の方が限度額適用認定証の申請をできずに困っていたら、代わりに申請書に記入して手続きすることができます。代わりに申請した場合は、「申請代行者欄」の記入をしてくださいね。
保険証や健康保険など、他の記事でも解説しています。病院医療費で疑問に思っていることの参考になれば幸いです。
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