- 「高額療養費の限度額適用認定証をもらうには、どこに行けばいいですか?」
- 「社会保険の限度額適用認定証を手続きする場所が知りたい。」
という患者さん、ご家族の方へ。
限度額適用認定証(高額療養費制度)は、健康保険に加入している患者さんが使えるサービスのひとつです。
なので、国民健康保険も、社会保険も、保険証を発行している所で、限度額適用認定証の申請手続きできます。
国保(国民健康保険)は、市役所や町村役場。建設国保などは、健康保険の事務所やお勤め先の上司や事務にご確認ください。
社保(社会保険)の患者さんは、勤務先や職場など、保険証を受け取った場所でも限度額適用認定証をもらえます。人事課や総務課など健康保険の加入手続きをしている部署でわかります。
このページでは、健康保険別に限度額適用認定証を発行してもらう場所がわかります。
限度額適用認定証の手続きは、保険証を発行してる所で申請できます。
限度額適用認定証は、保険証のように加入されている健康保険から発行される認定証です。そのため、限度額適用認定証も、現在ご加入の健康保険の事務所で手続き可能です。
- 市区町村の国民健康保険は、市区町村(市役所や区役所、町役場)。
- 職種別の国民健康保険→建設国保や板金国保などの事務所。
- 全国健康保険協会→全国健康保険協会の都道府県支部。
- 共済保険や組合保険などの社会保険→共済や組合の事務所。
です。
限度額適用認定証は、高額療養費制度のひとつです。この高額療養費は、健康保険に加入されている患者さんが病気になったり、ケガをしたときの自己負担額を減らすための制度です。
なので、限度額適用認定証の申請をする場所は、ご加入されている健康保険になります。
- 市区町村の国民健康保険は、市役所や区役所、町役場など、お住まいの地域の役所。
- 職種別の国民健康保険→職場や勤務先。
- 全国健康保険協会→職場や勤務先、または社会保険事務所。
- 共済保険や組合保険などの社会保険→職場や勤務先。
「加入している健康保険がよくわからない」場合は、市役所や町村役場、職場など、保険証をもらったところで手続きできる場合もあります。
健康保険の事務所以外にも、職場や勤務先でも限度額適用認定証の手続きができます。
お勤めされている患者さん、ご家族の方は、ご加入の健康保険事務所のほかに、職場(勤務先)でも限度額適用認定証を申請可能です。
○○市国保や○○町国保といった「市区町村の国民健康保険」に加入されている患者さんは、『市役所』、『区役所』または『町役場』、『村役場』で限度額適用認定証をもらえます。
その他、建設国保や板金国保など「職種別の国民健康保険」に加入されている患者さん、「全国健康保険協会」や「共済保険」、「組合保険」など、社会保険に加入されている患者さんは、『職場』や『勤務先』の人事課や総務課など、健康保険に加入手続きをしている部署でできます。
- 「職場の人数が少なくて人事課も総務課もない。」
- 「勤務先に事務の人なんていなさそう。」
など、「どこに行ったらいいのか、誰に聞いたらいいのか、わからない。」場合は、職場の上司の方に健康保険や限度額適用認定証の手続きをする場所をご確認ください。
健康保険の事務所、職場(勤務先)、どこで申請しても限度額適用認定証は同じです。
ご加入の健康保険で手続きしても、職場や勤務先で手続きでも、どちらでも同じ限度額適用認定証をもらえます。
限度額適用認定証は、健康保険で発行しています。職場や勤務先は、患者さんやご家族の代わりに、健康保険に申請しているだけなのです。
健康保険の事務所か職場や勤務先、どちらで申請するのがいいのか?違いは、職場を通すか、通さないかだけ。
なので、「限度額適用認定証が早く欲しい!」のであれば、健康保険の事務所に直接申請しましょう。職場を通さない時間が短縮されて、数日、早く限度額適用認定証をもらえます。
「健康保険(医療費)は難しいからよくわからない。簡単に手続きしたい。」のであれば、職場や勤務先で限度額適用認定証を申請しましょう。
「○○(患者さんの名前)の限度額適用認定証が欲しいです。どうすればいいですか?」と聞けば、「お名前と生年月日を教えてください。」など簡単な質問に答えるだけで、限度額適用認定証の手続きが済むでしょう。
お急ぎでなければ、「職場」や「勤務先」で限度額適用認定証の手続きすることをおすすめします。
ご加入の健康保険によっては、申請書を郵送して限度額適用認定証の手続きできることもあります。
全国健康保険協会や建設国保、イオン健康保険組合など、健康保険の公式サイトで申請書が公開されています。申請書をダウンロードして、記入後に郵送すれば2週間程度で限度額適用認定証が届きます。
- 「急ぎで、限度額適用認定証が欲しい!」
- 「限度額適用認定証の申請書は前にも書いたことがあるから、自分でやってみようかな。」
という患者さん、ご家族の方は、郵送で限度額適用認定証の手続きもご活用ください。
全国健康保険協会の限度額適用認定証でしたら、私もこのブログ内で申請書の書き方をご説明しています。
もしよろしければ保険証の種類別(本人・被保険者か、家族・被扶養者か)で、患者さんの保険証をご確認の上、こちらのページをご覧ください。
→健康保険限度額適用認定申請書の書き方。協会けんぽで「本人」の場合。はこちら
→健康保険限度額適用認定申請書の書き方。協会けんぽで「家族」の場合。はこちら
この記事では、健康保険の中で加入者さんが多い「全国健康保険協会(協会けんぽ)」を例にしています。基本的に申請書に書く内容は似ているので、参考になればと思います。
また、別の健康保険に加入されていて、限度額適用認定証の申請書の記入方法が教えてほしい場合は、個別にご連絡ください。書類や保険証の見本があれば、協会けんぽのように記事にすることも検討します。
→「限度額適用認定証の書類の書き方を教えてほしい」患者さんはこちら
高額療養費の回数や計算方法については別の記事でご説明しています。こちらにありますので、参考になれば幸いです。
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