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入院患者が他の病院へ行く前にやること。入院中の病院でできない事か、確認。

「入院中に他の病院に行きたい」という、入院患者さんやご家族の方へ。他の病院に行く前に、【確認】【手続き】をお願いします。

お薬や検査など、元々通院している病院でやっていることも、入院中の病院でできることは、入院している病院でやります。入院している病院でできないことは、医師の判断で必要に応じて、他の病院を受診します。

また他の病院に行くことになったら、事前に事務手続きをしておきます。患者さんのお支払いは、「自己負担額(3割負担)」か、「0円」か、どちらになるのかです。

この記事では、「入院中に他の病院に行きたい」とき、患者さんやご家族は、何からすればいいのか?どうすればいいのか?誰に言えばいいのか?ということをご説明していきます。

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【行く前に確認!】他の病院でやることも、できることは入院中の病院でやります。

入院中に他の病院に行きたいとき、患者さんがやることは、「入院中の病院で、できることなのか?できないことなのか?」確認することです。

他の病院に行く理由、目的は、どんなことでしょうか…?

  • いつも飲んでいるお薬。
  • 定期的にやっている検査。
  • 毎月とっているCT写真。

いろいろあると思います。

入院中の患者さんは、検査からレントゲン、薬や注射まで、いつも他の病院でやっていることも、入院中の病院でやります。なので、

  • 他の病院で出してもらう薬は、いま現在入院中の病院では出せない薬なのか?
  • 他の病院でやっている検査は、今入院されている病院ではできない検査なのか?
  • 他の病院で撮っている写真(レントゲンなど)は、現在入院中の病院で撮影できないのか?

「他の病院でやっていること」は、「いま現在ご入院中の病院でできること」なのか?医師、薬剤師、検査技師、レントゲン技師など、病院スタッフに確認してもらいます。

薬については、他の病院でもらっている薬と同じ薬がない場合、同じ成分で、同じ効果効能の薬を出せないのか?調べてもらいます。もし、同じ成分、同じ効果効能の薬があれば、入院中は、同じ成分、同じ効果効能の薬が処方されます。

または、入院中の病院に、他の病院でもらっている薬の在庫がない場合は、なるべく取り寄せをして、入院中の病院から同じ薬を出してもらいます。

同じ成分で同じ効果効能の薬にするのか、同じ薬を取り寄せるのか、入院中の病院では処方できないから他の病院に行ってもらうのか、判断をするのは医師になります。

検査やレントゲンについても、尿検査や血液検査、エコー、レントゲン、CT、MRIなど、普段通院中の病院でやっていることを入院中の病院でできることであれば、入院中の病院でやります。

この確認は、医師または薬剤師や検査技師、レントゲン技師などの仕事です。誰に言ったらいいのかわからない時は、「医師」、「看護師」、「相談員(ソーシャルワーカー)」、「事務(クラークなど)」など、病院スタッフにお尋ねください。

患者さんやご家族が調べたり確認することではないので、ご安心ください。

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事務手続きをしてから他院受診!お支払いは自己負担額(3割負担)か、0円か、どちらか。

では、次です。確認してみたところ、「他の病院でやっていること」は、「いま現在入院中の病院ではできないこと」だった。そしたら、他の病院に行って外来受診(他院受診)します。

入院中に他院受診する場合、入院している病院の事務と他の病院の事務(外来受診先の事務)で連絡を取り合って、お支払い方法を決めます。

  1. 他の病院で、患者さんに自己負担額(3割負担など)をお支払いしてもらう。
  2. 他の病院では、患者さんの自己負担額は0円(ゼロ円)になる。

患者さんとしては、この2つのうち、どちらかになります。「患者さんの10割負担(自費請求)」になることはないので、ご安心ください。

3割負担など患者さんの自己負担額になるのか、患者さんのお支払いは0円になるのか。どちらになるのかは、入院中の病院や病棟、他院受診先での治療内容によって変わります。

この必要な手続きは、「事務(受付、会計)」の仕事です。患者さんやご家族は、医師や看護師などに「別の病院に行きたい」ことを伝えるだけで大丈夫です。

もし、「入院中の患者さんは、他の病院での医療費は自費になります」と言われた場合は、【他院受診の医療費は、入院中の病院でまとめることになっています。】とお伝えください。

詳しい解説は、現在、他の記事を準備中です。できあがるまで、こちらの記事が参考にご覧ください。

→「もしも他院受診の医療費を10割請求されたら?」についての記事はこちら

 

入院中の患者さんが別の病院を受診するときは、行く前に病院スタッフにお声がけください。

入院中の患者さんやご家族の方が別の病院を受診するときは、医師や看護師、相談員(ソーシャルワーカー)、事務(クラーク)など、病院スタッフにお声がけください。

病院も厚生労働省も、「別の病院に行ってはいけない」とは言っていません。『入院した原因の病気やケガの他に、検査や治療中の病気やケガがあるなら、必要に応じて他の病院を受診しましょう。』と言っています。

入院中の患者さんやご家族には、別の病院で受けている検査や治療もやるために、病院スタッフに「別の病院を受診したい」その旨を別の病院に行く前に教えてほしいのです。

すると、医師や看護師、薬剤師、検査技師、レントゲン技師などが、入院中の病院でできないことなのか?他の病院に行く必要があるのか?話し合い、確認します。

他の病院に行くことになった場合は、事務に連絡が入り、他院受診先の患者さんの医療費はどうやって計算するのか?を他院受診先の病院と必要な事務手続きをします。

患者さんやご家族の方には、必要が手続きを済ませた後で、他の病院に受診していただくことになるので、お手数をおかけしますがよろしくお願いします。

 

「入院中の他院受診」については、別のページもあります。こちらも参考になれば幸いです。

→入院患者の他院受診は厚生労働省が認めています。断ることはできない。はこちら

→なぜ入院中は他の病院を受診したらダメなのか?薬が欲しいだけなのに。はこちら

→入院中に他の病院した医療費、患者さんのお支払いは3割負担か0円。はこちら

→もし入院中に他院受診してしまったら?正直に病院スタッフに言うこと。はこちら

→もし入院中だから他院受診の医療費を10割請求されたら?支払う必要ない。はこちら

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