入院中は別の病院にかかったらダメ?薬が欲しいだけなのになぜ?

「薬が欲しいだけなのに他医院に行けない?」、「専門的な検査だから入院中でも別の病院に行きたい。」という方へお教えします。

入院中に別の病院へ行くことができません。

入院してるとき他医院に行ったらダメな理由やどうしても行きたい場合のお願いしたいこと、必要な手続きなどをまとめました。

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入院中は別の病院に行ってはいけない!?

入院中の患者さんは基本的に他院受診をできません。

厳密にいうと「できない。」ではなく『病院の都合です。できれば他の病院にはかからないでほしい。」が正しい表現になります。

理由として「医療費を健康保険へ請求するとき手続きが必要になるから」です。

なので、やむを得ない場合であれば別の医療機関へ外来受診に行けます。

もし、他病院へ行くときは主治医、担当医に聞いて入院してる病院の許可を得てから外来受診になります。

たとえ「薬だけ欲しい。本人がいなくてもいい。」というときでも同じことです。

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入院中に別の病院で外来受診するとき健康保険へ請求上必要な手続きとは?

お部屋やベッド代など入院してる病院では基本料金がかかってます。

また、検査や処置をすると含まれることがたくさんあります。

たとえば再診料は入院してる病院で別の科にかかったときは何かであっても診察代が0円になります。

他の医療機関に受診するときは入院の基本料金を30%引きにするか他医院の外来受診費用を入院中の病院が10割で支払います。

他医院では患者さんからはお金をもらわず患者さんが入院してる病院から支払ってもらいます。

入院中の患者さんが別の病院に行くこの手続きは非常に面倒なことです。

「いつも3割で支払ってるのにこのまま入院してる病院に帰っていいの?」と患者さんが不安を抱くひとつでもあります。

 

【総合病院→皮膚科受診例】もしも入院してる患者さんが他の病院に行ったら?

「入院患者さんが他医院に行った。」と病院は知らないことが多々あります。

今回、入院中に他医院で外来受診をすると何が起こるのかご説明します。

  • 皮膚科に定期通院をして軟膏など薬をもらってる。
  • 総合病院に救急搬送されて緊急入院している。

という患者さんがいるとします。

階段から転んで足を骨折。総合病院に入院することになりました。

入院したときに看護師から質問されて飲んでる薬、かかってる病気、皮膚科へ通院してることも話した。

皮膚科でもらって塗ってる軟膏を総合病院で預かると言われ渡した。

総合病院では薬局でどんな薬か調べて飲み合わせなど確認して患者さんに返します。

患者さん本人も軟膏がなくなってきたことを認識して「皮膚科に薬を取りに行って欲しい」と家族へお願いしました。

翌日、家族は皮膚科へ軟膏をもらいに行きます。

調剤薬局で処方せんを出して薬をもらって患者さん本人に渡して使います。

2ヶ月後・・・総合病院、皮膚科、調剤薬局に健康保険から請求書が戻ってきました。

  • 総合病院の請求書「入院期間内に皮膚科にかかってます。」
  • 皮膚科の請求書「総合病院に入院中です。」
  • 調剤薬局の請求書「総合病院に入院中です。」

「総合病院入院中に皮膚科で受診して調剤薬局から軟膏をもらうのは不可能。調べて請求し直してください。」

それぞれ返ってきた理由が書かれてて調査するように指示があります。

総合病院と皮膚科、総合病院と調剤薬局が連絡を取り合って総合病院がまとめて請求します。

皮膚科、調剤薬局は患者さんに返金して総合病院へ請求します。

総合病院は皮膚科、調剤薬局の分を入院医療費に混ぜて請求し直します。

患者さんは皮膚科、調剤薬局からお金を返してもらって総合病院に支払います。

忘れた頃に手続きが必要になりややこしいことが起こります。

 

入院中だけど別の病院に行きたいときはどうしたらいい?

「違う病院で定期検査の日が近い。」、「通院してる病院の薬が欲しい。」という患者さんもいます。

他の病院へ行く前にお願いしたいことは2つです。

  • 主治医、担当医に相談をする。
  • 相手の病院へ紹介状を書いてもらう。

まず医師に他医院に行きたい理由を説明して相談しましょう。

検査や処置など入院してる科は専門外でも同じ病院でできることかもしれません。

また血液検査などであれば入院時にしてることが多く既に検査済ということもあります。

薬がなら欲しい薬の名称や症状を伝えて医師に聞いてみましょう。

通常は取り扱ってない薬でも患者さんが必要なら取り寄せる場合もあります。

また名称は違うけど同じ効果の薬もあります。

わざわざ行かなくても相談するだけで用意してくれたり対処法を教えてくれます。

もし、医師や看護師に言いにくかったら受付や会計など事務員でも大丈夫です。

「先生に聞いてみて。調べてほしい。」など誰でもいいので病院職員に相談して非常にいただけると助かります。

医師がやむを得ないと判断した場合は他の病院で外来受診をお願いします。

紹介状は他医院に患者さんの状態をお知らせする内容になってます。

「○○(病名)で入院中です。△△(薬名)を欲しいと患者さんは言ってます。」など主治医に伝えたことが書かれてます。

持病と新たに発症した病気では一緒に飲んではいけない薬もあります。

また退院してから元々かかっていた病院に戻ったとしても入院してたことなどがわかれば診察する医師も病歴を把握してくれます。

薬を変更するにしても理解してる上で診療が進むので安心できます。

患者さんにとっても手間をかけさせなくて済みますしぜひお願いしたいと思います。

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2 件のコメント

  • こんばんは、さきといいます。
    まさしくこのケースで今困っています。

    母が実家で転倒し腰椎圧迫骨折となりA総合病院に
    入院しています。

    しかし、2カ月に1回本態性血小板症のため
    B病院で血液検査後にハイドレアをいただいています。

    今回、ちょうど今頃がその2カ月に1回に当たり
    A病院の先生にもその旨相談をしたところ、
    科が違うので問題ないということで薬を
    もらってきました。

    B病院でもらう時も入院中の旨話をしています。

    A,Bとも入院している事実を知っていたのに
    今頃入院中のA病院が10割負担になると
    言ってきました。

    もう、これはどうすることもできないんで
    しょうか?なんとか3割負担にすることは
    できないのでしょうか?

    なんかとっても腑に落ちないというか…
    だめだと知っていたらわざわざ遠方へ
    取りに行きませんでした。

    ご相談させていただいていいでしょうか?

    • さきさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます。
      葉月です。

      コメントを読ませて頂きました。
      今回の件は、さきさんは10割で、お支払いする必要はありません。
      まず、患者さんがA総合病院に入院中であれば、B病院でもらう薬も同じ医療費なんです。
      なので、A総合病院でまとめて請求します。
      A総合病院が昔からある検査や処置をやった分だけ請求する計算方法なら、3割分をお支払いすることになります。
      A総合病院がDPCという病名で入院の基本料金が決まる計算方法なら、入院量に含まれるので負担金額はなしです。
      どちらにしても、10割で支払う必要がないです。
      もう一度お話されてみてはいかがでしょうか?
      それとも既に何度も病院へ話してるのですか?
      もしよければ、メールでご相談にのります。
      個人のメールアドレスで、私以外は誰もみませんので、ご安心ください。
      →葉月にメールはこちら

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